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気圧の谷が関東を通過した今日(4月21日)は、かねてより計画していた丹沢の主峰、「蛭ケ岳」を目指します。しかし、3月27日に発症した「石川風邪」(石川さんからもらった風邪)又は「ネシア風邪」(インドネシアで引いた風邪)が完治しません。のどは痛いし咳も出て、体調はよくありません。さらに、この気圧の谷、春爛漫の関東地方を、一気に真冬に逆戻りさせました。上信越道や、東北道は雪のため通行止めになったほどです。昨夜からの雨は、念力をかけてもやまず、今日の行動予定時間にピークになるという今年最悪のコンディションとなりました。
というわけで、今日はやめ!と言いたいところですが、この一カ月ほど山に近付くこともできず、また、今日を逃すと3週間登れない。とはいえ、明日から2週間、えらいきつい日程が続くため、風邪をぶり返すと大変!さあ、どうする!
こんな時は、気楽に近くまで行ってみて、様子がよければ(天気と体調)、行ける範囲で登ってみることにしました。
蛭ケ岳を日帰りで往復できる、こんな日のための最短コースは、いつも丹沢に入っている南側からのアプローチとは別に、津久井湖のある、北側から入るコースになります。道も林道経由で時間もどれだけかかるかよくわからないので、今後のためのチェックも兼ねて。
6時20分、家近くのファミリーマート発、大嫌いな(いつも混む)16号線を避け、東名経由、最近開通したばかりの神奈川県圏央道を海老名JCTよりたどります。相模原市から山中湖へ抜ける国道413号線通称「道志の道」を東野まで行き、ここから林道に入ります。車一台やっとの林道を行くと、やがて行き止まり。
手前の駐車スペースに車を止めますが、こんな按配で、3台程度しか停められません。ゲートの右側にもスペースがありますが、これを含めても7-8台というところでしょうか。8時10分着。もちろん、先客はいません。
たまには、雨具に水を飲ませてやるか、と雨対策だけして、ザックも持たずにいざ、出発。この時点でもう、すでに山頂を目指すつもりはありません。
雨のじゃぶじゃぶ流れる林道を行くと、おや、車が一台止まっています。フロントガラスには、昨夜降ったであろう雪が。蛭ケ岳までは、コースタイムで約4時間、山頂は、次回、天気の良い日に再度トライします。雪は降ったものの、山の上でも新緑が萌えていますよ。雨でなければ素晴らしい季節になりましたね。
丹沢山系は、神奈川の水源。多摩水系の東京に比べ、水の質と、安定性が高いといわれています。従い、水源の森林保全には、多大な努力がなされています。砂防ダムや、雨水のバイパスに加えて、人工林の間引きもきちんと行われています。登山道の横には木材運搬用(?)のモノレールが。
標高915メートルの通称ベンチ下あたりでは、このくらいの積雪。落葉の上に積もってすべることこの上な~い!ということで、良い口実を見つけました。今日は、ここまで。わずか、1時間余りの登りでした。
私が高校生の頃、夏休みに体調を崩してなかなか治らなかったことがありました。大したことはなかったのですが、ずっと風邪の症状が続いていました。秋口に、学校の登山会があり、秋田市(私は秋田市の出身です!)の名峰、「太平山」(標高1,170メートル)に登ったところ、嘘のように治った記憶があります。今回も、実はこうなるのではないかと期待していた向きもありましたが、まあ、あのころとは年も違いますので、そんなわけないですね(苦笑)。
おいおい、本当かよ。はい、今日はこれで本当に終わりです。お読みいただいた方には大変申し訳ないので、おまけ。先週は、中国は東北地方、黒竜江省、遼寧省、吉林省を旅してきました。中国全土に新幹線網が張り巡らされていますが、今回も、大連(遼寧省)から長春(吉林省)までの移動は新幹線「和諧号(ハーモニー号)」で。さすが中国、真っ直ぐに線路が引かれているため、ほとんど揺れません。
では、皆さん、次回の、本当の山行報告まで、しばしお待ちください。
アミーゴさんが泣いて喜びそうな前向き姿勢恐れ入りました?
我々は通り一遍の「無理しないでください」なんていう気遣いの言葉を投げかけない変わりに、山は自己責任!けっして行き倒れになって奥さんを悲しませてはいけません、なんていう叱咤激励させていただきます。
それにしても忙しいですね。
新幹線他公共の交通機関での移動中にゆっくりとお休みください。
AKBか?
体調不良の中をよく出かけた。行動を起こすことが重要。それで偵察も完了したわけだ。消極姿勢では何も生まれない。失敗して反省することがあっても、何もしないで後悔するよりはマシだと、私は常日頃から思い、行動している。