高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

英彦山の植物・2

2010年03月31日 15時37分00秒 | 英彦山の植物

ツクシショウジョウバカマ(筑紫猩々袴)

ユリ科ショウジョウバカマ属

英彦山での開花時期・・・3月中旬

 

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杉林や崖地など湿った場所を好むそうで、高住神社近くの崖や沢沿いでもよく見かけます。

ショウジョウとは空想上の生き物で、容貌は人もしくは猿に似て赤い毛をしており、

赤い花を猩々の顔に見立てて名づけられたそうです。

ツクシショウジョウバカマは花弁が白い個体が主で、ショウジョウバカマの変種とも。

草丈は10~20cm、中心から四方に伸びる葉は大きく目立ちます。

ときおりピンクがかった個体があるそうです。

群生している様は見ごたえがあります。

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英彦山の植物

2010年03月01日 15時43分00秒 | 英彦山の植物

セリバオウレン(芹葉黄連)

キンポウゲ科オウレン属

英彦山での開花時期…2月下旬

 

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英彦山では一番早く咲く花ではないかと思います。

雪が降る2月、暖かい日差しが続き雪が少し溶けた頃、山内の杉林から小さな白い花を咲かせるセリバオウレン。

草丈10cmで、おしべのみの雄花と、おしべ・めしべともにある両性花があります。

花全体がすべて白いのが雄花、中心部が赤みがかっているのが両性花。

花弁にみえるのは萼(がく)。

セリバオウレンが咲き始めたら、少しずつ春が近づいてきた証拠です。

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英彦山の植物 <はじめにお読み下さい>

2010年03月01日 12時50分00秒 | 英彦山の植物

英彦山は耶馬日田英彦山国定公園に属し、1950年(昭和25年)に国内で初めて選定された国定公園のひとつです。

国定公園をはじめ、国立公園・都道府県自然公園は、『自然保護法により、

自然環境の保護生態系の維持回復国民の快適な利用が定められております。

英彦山の一部地域においては特別保護地区に指定されており、

地区内では全ての植物の損傷ならび採取が禁じられております。(動物も同様)

 

めずらしい生き物の乱獲や盗掘、このような人が引き起こす負の要因は、環境省の「第三次生物多様性国家戦略」で、生物多様性の3つの危機のうちの第1の危機として挙げられています。

第1の危機 人間の活動や開発など、人が引き起こす負の要因による生物多様性への影響

第2の危機 自然に対する人間の働きかけが減ることによる影響

第3の危機 外来種や化学物質などを人が持ち込むことによる生態系の攪乱

                ※福岡県庁ホームページ「野生山野草の盗掘について」より抜粋

 

自然公園法において、規則に反する行為を行った場合、

六月以下の懲役または五十万円以下の罰金に処されることもありますのでご注意下さい。

詳しくは、福岡県庁ホームページ「野生山野草の盗掘について」「福岡県レッドデータブック」をご覧下さい。

 

また英彦山は、古来より霊山として特別な崇敬と厚い保護を受け、みだりに入山することを禁じてきた歴史から、豊かな自然環境と多くの動植物が護られてきた場所です。そのお陰もあり、今だに貴重な動植物が現存している種の宝庫でもあります。

特別保護地区に指定されていない場所においても、神山霊域を護るために、どうか上記のことをお守り頂けますようお願い申し上げます。

 

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