高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

6月7日(木)の様子

2012年06月07日 12時39分29秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆17℃

 

境内を歩いていると、石段の上に琥珀色した透明の宝石のようなものが落ちているのを見かけます。

Imgp23851

球状から涙型まで形はさまざま。

ピアス?それともスワロフスキーの一種?

変わった落し物だなと思いつつ誰かが拾いにくるのを待っていたのですが、数は増える一方。

はて?おかしいなと拾い上げようとすると、指先にべっとり。

Imgp2392

見上げると杉の木があることから、もしかしたら落ちてきたヤニ?

 

Imgp2395

幹に染み出したヤニは見当たらないし、折れた枝から滴り落ちてきたのでしょうか。

 

Kohaku

色形もさまざまで、光の加減で風景が映りこんでキレイ。

燃え上がる火にも虎模様にも見えますね。

樹脂に捕らわれた蟻がいたのですが、これが数千年経てば虫入り琥珀になるんでしょうね。

土に埋めといたらいつか宝石になるかも知れません。

 

目を凝らして足元に注意しないと見つけられませんよ。探してみてください。

コメント (6)
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6月4日(月)の様子

2012年06月04日 12時41分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆17℃

 

朝、参道を上がろうとすると石段の上に葉巻状に包まれた葉が落ちていました。

摘み上げると、それはオトシブミの揺りかご。

オトシブミとは昆虫の名で、若葉を細工して卵を産むための保育器を作るのです。

Imgp2345

これが揺りかご。

葉脈に沿ってうまいこと切り取って作っているようです。

写真では見れませんが、筒の端はちゃんと折り返して塞いであります。

うーん、何と器用な。

 

大きさを比較するための写真がこちら。

Imgp2346

タバコの1/3サイズほどの長さでしょうか。数mmの小さな虫が作ったんですよコレ。

オトシブミの仲間は20種類以上いて、種類によって好む葉も違うようです。

親虫はこの揺籃(ようらん)に産卵し、幼虫はこれを餌にしながら成長してゆきます。

つまり「ご飯でできた揺りかご」と合理的なしくみ。親がなくとも子は育つようですね(笑)

 

このオトシブミの由来は、恋文や秘密の文書などを落としたふりしてこっそり人に受け渡すときの「落とし文」からきているそうな。

そのことからか、道端にポトリと落ちているこの文は何ぞや?きっと鳥が落としていったものだろうとでも考えたのでしょう。“ホトトギスの落とし文”なんて言い方をする地方もあるようです。

何が書かれているのか包みを開けてみたいものの、寝た子を起こすのも悪いのでそっと森に返しておきました。

 

 

追伸

先日、空のペットボトルの寄付をとブログに書いたところ、早速ペットボトルが届きました。

ありがとうございました。

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6月2日(土)の様子

2012年06月02日 13時57分34秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆16℃

 

連日ミソサザイが大きな声でさえずっています。

あまりに毎日鳴いているので気づきませんでしたが、いつの間にか卵を産み雛も巣立ちをしていた様子。

ここを根城?にしているミソサザイは多いようで、写真に写そうと朝からカメラを構えている撮影家たちが。

Imgp2322

縄張りの確認でもしているか、鳥にも立ち止まるポイントが決まっているのでしょう。皆カメラを同じ方向に向けてじっと待っていました。

と思ったら頭上の岩の上に止まったりと、人怖じせずすぐ近くまで接近してくるのです。

ミソサザイからしたら人間も風景の一部なのでしょうか(笑)

 

顔なじみの野鳥観察家さんから「キビタキがいるよ」と教えてもらい、一緒に静かに観察することに。

キビタキはヒタキ科の鳥で、黄色い胸元から名づけられたのでしょう。肉眼でもすぐに分かりました。

Narcissus_flycatcher_osaka

(参考画像)

さえずりは形容しがたい鳴き方ですが、かん高く美しい声。

ヒタキ科の英名をflycatcherというそうですが、飛び交う羽虫を食べているようです。

たしかに今の時期は餌となる羽虫が多いですね。

 

オオルリも同じくヒタキ科の鳥らしく、鳥名は体色からくるものも多いなぁと。

瑠璃色の羽を持つオオルリ。

Ooruri

(参考画像)

 

燃えるような赤い体色とくちばしのアカショウビン。

Halcyon_coromanda_ueno_zoo_tokyo_ja

(参考画像)

 

オリーブ色をしたアオバト。

昔は緑色を総じて青とよんでいました。

Aobato

(参考画像)

 

アオバト以外は境内で確認することができました。

アオバトは駐車場付近で「オーアーオー」という鳴き声を聴いたくらい。

色々な色の鳥がいるようです。もう1種見つけたらゴレンジャーになりそうですね(笑)

 

それと境内で見られるもう1種の黄色い鳥。

Imgp2311

キセキレイです。

神殿の千木に止まってさえずっているのを撮ってみました。

コンデジだとこれが限界かなぁ…

 

オオルリは巣立ちをしたようで最近姿を見せませんし、アカショウビンは繁殖に入ったのか鳴き声がおさまったようです。

南から渡ってくる鳥の数は減りつつあるようですが、こうしてここで繁殖してくれたら来年もまた美しいさえずりを聞かせてくれるのではないでしょうか。

夏鳥が帰るまでだいぶ時間はありますのでバードウォッチングにぜひおいでませ。

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6月1日(金)の様子

2012年06月01日 11時37分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆16℃

 

6月になりました。

6月の旧称を水無月といいますが、梅雨なのに水がないとは不思議なもの。

無という字は字義の通り「ない」ではなく、“の”という連体助詞であり、『水の月』の意味という説があるそうで。

でもおかしなことに、旧暦で見ると7月中旬頃で梅雨明け時期なんですよね。

水が「ある」のか「ない」のか、どっちなんでしょう?

 

もうひとつ、田に水を張る月からきているという説もあるそうで。

山国町からお参りにきた方と田植えの話をしたのですが、向こうは田植えがまだ始まっていないとか。

英彦山のように山間部の田植えが早いのは日照時間の関係で、早く植えても収穫時期は平野とそうそう変わらないようです。

地域差はあれど初夏から盛夏に移りゆく時期に田植えもようやく終わり、水が張られた水田が連なる風景を思えば、『水の月』という説は当てはまるようにも。

 

にしても豊前坊は今水が少なくて困っている状態。

雨が降ってほしいなぁ~なんて思ってるのですが。

ペットボトルも在庫がなくなってしまったので、あまりがあったらご奉納よろしくお願いしますm(_ _)m

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