本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆6℃~
今日は昭和の日ですね。
かつてみどりの日でしたが、祝日法によって平成十七年に『昭和の日』となりました。
祝日ということ、さらに天気も良いので、お参りの方も尽きることなく来られています。
そんな中でのブログ更新なんですが…
というのも、駐車場のヤマザクラが咲き始めたので今日のうちにお知らせしたいと思いまして。
参道の上には淡いピンク色のヤマザクラ。
色で表すとこんな配色でしょうか。
左:indianred
右:mistyrose
二段目の駐車場にはオオシマザクラが。
こちらは黄色味がかった白色の花びら。
左:ivory
右:yellowgreen
これはモミジ。
麓ではすでに淡い黄緑色の葉を広げていますが、ここはようやく花が咲き始めました。
左:crimson
右:greenyellow
おおよその色合いで試してみましたが、私のイメージではこんな印象に見えます。
色の感覚は人それぞれでしょうから、私と違うイメージの方もいるかも知れませんね。
今回こういった試みをしてみたのは、平安時代の女性装束で「襲(かさね)」というものがあり、
十二単のように違う色を重ねて着ることで、季節感を表現していたようです。
色目(いろめ)といってその重ねるパターンに決まりがあるようなのですが、それについてはもう少し勉強してから書こうと思います。
今回はカラーコードのGBRを元に製作したもので、西洋色名になっていますが、
日本にも伝統色があり、紫ひとつでも古代紫・京紫・菖蒲色…など細かく分かれています。
茜染めや黄檗(キハダ)といわれるように、植物由来の染織方法だったので、
この辺りでも染料に用いられた植物があったのではないかと思うのですが、どうでしょう。
ちなみにこれが桜色。
あまりにも淡いので、液晶画面では角度を変えて見ないと見えにくいかも知れません。
一般的なソメイヨシノより、やはり原種のヤマザクラから取られた色名なんでしょうね。
花の色彩を伝えるにしても、こういったカラーや伝統色を知っていれば、表現の域がぐっと広がるのではないかなと思います。