本日の高住神社の状況です。
◆濃霧
◆１３℃
とても霧の深い一日。
台風でもないのに、ここまで暗くなるのはめずらしいかも。
散ったばかりの桜の花びらも、雨に濡れて色褪せてしまいました。
陽気めいた日もあればこうした陰鬱とした姿を見せるのも、深山の表情のひとつ。
色彩も輪郭も、霧によって曖昧になり、混じり合う混沌とした雰囲気が、人の心にある畏れを呼び起こすような気がします。
ゆめゆめ畏れを忘れることなかれ。
まだ開ききらぬトチの若芽。
赤い莢（さや）をやぶって出てきたばかりで、弱々しく雨垂れを受けていました。
午後になり少し白けてきましたが、相変わらずの霧模様。
新たな幕開けが刻々と近づいてきますが、暗雲を断ち切ってドラマティックなストーリーが展開されることを期待して。
本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆１１℃
神社周辺のヤマザクラが咲き始めました。
まだ咲いて２、３日程度。
知らぬ間につぼみを脹らませていたようで、陽気を浴びて一斉に開花したようです。
駐車場のあたりはヤマザクラとオオシマザクラの混生になっています。
これから咲きはじめる桜もあるのでしばらくは咲くことでしょう。
桜の陰でモミジもひっそり花を咲かせています。
本日の高住神社の状況です。
◆曇りときどき雪、のち晴れ
◆０℃～５℃
今日も早朝に雪が降りました。
日差しですぐに溶けて雨だれとなっていましたが、４月というのにまだまだ寒い日が続きます。
いよいよ御世替わりを来月に迎えるにあたり、新しい元号が４月１日に発布されましたね。
新元号は「令和（れいわ）」
リアルタイムでテレビ中継を見られた方も多かったでしょう。
出典元や詠まれた句ゆかりの地など、山ごもりしている私たちよりも参拝に来られる方のほうがマスコミ報道などで詳しく知っておられましたね。
中国古典ではなく万葉集を用いての好字選びは初と、御譲位に関わる出来事に少しずつ変化が生まれてきたのも時代に合わせてのことでしょう。
新元号の典拠は万葉集の梅花の歌三十二首の序文よりとのことで、今の季節からしたら花期がずれているなんて話もでていたようですが、まだ寒さの続く豊前坊は今が梅盛り。
社務所の窓から見える梅の花に、可憐に咲く梅に寄せる歌人たちの思いは如何様だったかと馳せてみたり。
物にふれて動く気持ちを「もののあはれ」といい、そうしたものはきっと万葉の昔からあったのではないでしょうか。
新たな御世の始まりに良い兆しとなりますように。
