本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆18℃
今日も良い天気。太陽の軌道もあってか、真夏より日差しは強いようにも思えます。
それでもここは木々が多いので遮光の役割をはたし、いくぶんか日差しを和らげてくれます。
駐車場の紅葉もみずみずしい若草色の葉を茂らせています。
天気が良いので参拝の足も多く、涼しい境内で一休みしながら景色を楽しんでいく様子。
高住神社は修験盛隆期に豊前窟として岩窟修行の場から始まったことに端を発しますが、神殿の後背に聳える峻崖は岩座信仰の名残と言われる方もいます。
岸壁からせり出す神殿。まじまじと見るとやはり不思議な造りをしている神社だなぁ、と思いますね。上を見上げて興味深げに写真を撮っておられました。
天狗杉の前で記念撮影。
している姿を後ろから撮影。
参拝者と同じ視線に戻ると、日常になりすぎて気に留めてなかったものの素晴らしさが改めて分かるような気がします。
写真は岩盤に生えるヒカゲツツジ。
上を見上げなければ見つからない花。
あんまり上を眺めすぎて首を痛めないようにご注意を。肩こったなぁ・・・。
本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆11℃~
気候が暖かくなり、山の木々も柔らかな葉を広げる季節となりました。
英彦山の小さな社の祭りに出向いたついでに、花公園に足を運んでみました。
500号線をしゃくなげ荘方面から上って、銅の鳥居を過ぎてちょっと走らせると、スロープカー花駅舎へ右折する入り口が出てきます。
その駅舎手前にあるのが花公園。
ちょうど今シャクナゲが真っ盛りと、英彦山の方から教えてもらったので寄ってみました。
薄桃色や紅色をしたシャクナゲが園内に所狭しと咲きほこっています。
色とりどりのシャクナゲ。白い品種もあるんですね。
5月にしては強い日差し。できたての飴細工のようなラッパ型の花弁が溶けてしまいそう。
さきほど目印にしゃくなげ荘の名前を出してみましたが、英彦山といえばシャクナゲと連想されるくらい関係深い花かも知れません。
今はこうして園内や庭先でも栽培され、誰の目にも触れるようになっています。
一斉に咲くとやっぱり見栄えがしますね。
その帰り道、道端で咲く花を見つけました。
シャガというアヤメ科の花。
日が当たるところより、日陰など少し湿ったところを好むようです。
割とどこにでも見られる花。
"雑草”と言ってしまえばそれまでですが、鶴が舞うような姿をして気品あるようにも見えませんか?
今の時期は花盛りといった様子で、どこかしこで草木が花を咲かせています。
道行く足を止め、こうした路傍に咲く花にも注目してみてください。
本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆12℃~
雨上がりの翌日。境内には落ち葉が散らばっていました。
雨に打たれてヤマザクラの花も散ってしまった模様。
撮らなくてはと思っていたものの、作業に追われて花盛りを写しそびれてしまいました。
舞い散る桜吹雪を眺めつつ、撮り損ねたことを後悔のような諦めのような、そんな気持ちに。
敷島の大和心を人問はば 朝日に匂ふ山桜花
とは本居宣長の句。
絢爛に咲き誇るソメイヨシノより、ヤマザクラの清楚さとはかなさは日本人の美感に通じるものがあるのでしょう。
栄華を極めたものもいつか散りゆく。諸行無常といったところでしょうか。
今の大河ドラマの主役・平清盛について書かれた平家物語の冒頭にそんな一文がありましたね。
帰り際に振り返ると、参道には桜の花びらが。
時間がたてば、風に舞って吹き飛んでしまうことでしょう。
こういう気持ちを「もののあはれ」と表現するのでしょうね。
宣長の詠んだ歌も、こうした平安の昔から受け継がれた日本人的な感性をあらわしたものだとされています。
移りゆく季節にふれて感じとれるものがあれば。
誰もが心にそう思えるようなお宮であり続けたいものです。
本日の高住神社の状況です。
◆小雨
◆9℃
やっとパソコンが修理から戻ってきました。
故障の原因は内部にたまったホコリによる部品のショート。
パソコンデスクの隅っこに追いやっていたのが原因のようです。
今度は通気が行き渡るよう本体の配置換えをしてみました。
パソコンの再設定をしていると、受付から呼ぶ声。
外国人の男性2人が、英語で質問してきます。
聞き取れる単語を頭で解読・・・どうやら英彦山に登ろうとしている様子。
カタコトの英語で受け答え。マップを渡してノースピークまでワンナワー
自慢じゃありませんが、中学・高校と英語は赤点ギリギリな私(笑)
筆談?とアクションでどうにかこーにか通じた模様。
『ディスコース、ビューティ?』
北岳コースの展望はキレイか?とのこと。うーん、見晴らしは・・・あっ、望雲台があった!
「ディスサイトシーイングスポット、ベリーベリースリル!」
二人に何かひらめいた様子。ニコニコしながら「OK!」と親指を立てて登って行きました。
数時間後、下りてきた二人。
興奮さめやらぬ様子で「ベリーナイス!グッドネイチャー!」
と言ったかは定かではありませんが、迷わず望雲台と山頂まで行けたようです。
聞くとフランスから来たとのこと。
『静岡ニ兄弟ガイテ会イニキタンダ。彼ハジャズトランペット走者デ、福島支援ノタメ演奏シテイル。日本ノ有名アコーディオン奏者“KOBA”ヲ知ッテルカイ?彼トセッションシタンダヨ!』
え?あの横縞ストライプシャツで有名なKOBAと!?
デジカメに写した写真も見せてくれました。
記念にとお菓子や神酒を差し上げたところ、
『Eメールアドレスヲ教エテクレ。連絡スルヨ。ありがとー!』
そう言い残して去っていきました。
後日、彼から送られてきたEメールには、ジャズライブの様子写真とともに
『クッキーとサケをありがとう!また夏になったら遊びにくるよ!』
と綴られていました。ご丁寧にお礼まで。ありがたいことですねえ。
登山ガイドをきっかけに、ちょっとした日仏交流が誕生したように思えます。
ヨーロッパの山々に標高こそ劣りますが、日本の山には向こうにない魅力があるのかも知れません。
ぜひまた英彦山に遊びにきてくださいね。