高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

1月31日(金)の様子

2020年01月31日 11時50分22秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇天(雪あり)

◆-3℃

 

昨夜は久しぶりに冷え込んだらしく、寒い寒いと思っていたら雪だったとFさんの談。

昨日も霧氷が見えたのですが、帰る頃には溶けてしまっていたので、今日こそはと急いで花見ヶ岩へ。

久々に花見ヶ岩から眺める雪景色。粉砂糖をふるったような山姿。(カメラの特性で、空の白さに明度が引っぱられるため、全体的に黒く写ってます)

厚い雪雲の合間からこぼれる日差しに照らされか、山から朝靄が発していました。

  

空に向かい、沸いては消えてゆく靄たち。

地上に降りた水分が、気化して大気へと戻ってゆき、また雪となり・・・の繰り返し。

そう考えると、我々は水の中で生きている、と言ってもおかしくないのかも。

目に見えないから気づかないだけで、雲、雪、靄のおりなす偶発的な自然現象に、海洋から進化したはずの陸上生物もまた、水の中で暮らしているのかも知れない・・・

などと深く考えているのか考えてないのか、見えない空気にも、実に多くの水が循環を繰り返しているんだなあ、と感じました。

 

 

参拝の足も正月を過ぎれば落ち着くもので、特段に寒の強い英彦山、今が最も人の少ない時期かも知れません。

その間に、正月に出た物の補充や、次の祭事に向けて準備の準備を進めたりしているのです。

「冬」というのは、種子が芽吹きのために、冷たい地面の下でじっと春を待つ時期。

春に「増える(増ゆ)」ための充電期間のこと。今はそんな時期なのかなと思います。

参拝者も雪解けを待って訪れようと、時期を見計らってじっと待っていることでしょう。

「元気な顔で春に会いましょう。」

互いに姿は見えなくとも、そんな予感で満ち溢れているのが冬。

ですから、冬というのは決して寂しい時期ではないのです。

 

今、中高・大学・専門学校の入試試験や各資格試験に向けて頑張っている人たちがいることでしょう。

"合格”という芽吹きのために、”知識”や”技能”という栄養を蓄えている、その最中だと思います。

それは今年の春に必ず芽吹くとも限りません。

ですが、来年の春には芽吹くかも知れませんし、蓄えた知識や技能が開花するのはもっと先かも知れませんが、それは着実に自分を成長させるための栄養となっているはずです。

春に爛漫と咲く花もあれば、夏の暑い盛りに咲かせる元気の良い花もあります。

しかし、晩秋に夕陽を浴びてそよぐ可憐な花もあれば、雪に耐え、真紅の大きな花弁を開かせる麗しい花もあります。

人生の芽吹きはいつ訪れるかは人それぞれ。

どうか蓄えた栄養を生かし、実りある人生を歩まれることを願います。

 

上の彼は雪の日にだけ現れるヒーロー、ライオン仮面。

ピンチのときは助けに来てくれます。

人生の冬にある皆に、幸あれ。

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1月26日(日)の様子

2020年01月26日 12時24分09秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆雨 霧深し

◆2℃

 

暖冬で雪らしい雪がなく、毎年ならば冠雪で白くなっているはずの山頂も黒いまま。

過ごしやすいのは良いことなのですが、雪姿の英彦山が見られないのは寂しくもあります。

 

暖冬のおかげで、里山でも山仕事に勢を出せるようで、パチパチと杉の葉の爆ぜる音、ゆっくりと立ち昇って消えゆく白煙に、冬の暮らしの息づきを感じました。

変わりゆく気候と変わりゆく時代の中で、変わらない文化と生活を続けてゆくのはそう容易いことではありませんが、誰かがそこで生きている証があるだけで安心できることもあるのかなと思います。

 

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1月25日(土)の様子

2020年01月25日 10時09分29秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆2℃

 

雨上がりは普段よりも黒みが強まり、今まで意識しなかった景色に目が留まったりします。

窓に写った紙垂の白さ。

上から垂れている紙垂よりもハイライトが強く出ているのが面白い。

 

手水舎の水面の反射。

黒というのはすべての波長を吸収して見える反射性ゼロの色。

水面が光って見えるのは揺れ動く水の反射光のせいで、反対に、水を透過する屈折光が届かないので水底が黒く映るしくみ。

他の季節ではここまで明暗がはっきりすることがないので、やっぱり太陽の角度が低い(南中高度の低い)冬だから入射角が浅いせいなんだろうなと考えてみました。

理科が不得意だったので疑問点を調べながら書きましたが、おかげで天体の動きの再勉強になりました。

 

* * * * * *

 

そういえば、今日は旧暦の正月一日

旧暦(太陰暦)は月の満ち欠けを元にした暦法なので、今日は朔日、つまり新月となります。

去年の旧正月も、来年の旧正月も、すべて新月。

太陽暦に慣れていると常に新月と重なるというのが不思議な感覚ですが、月齢を基準としたのが旧暦なので当たり前といったら当たり前ですね。

この日を新年の初めとして行われる神事も多く、朔旦正月を祝う名残りなのでしょう。

英彦山でも旧正月を祝う行事があるのか郷土史を開いてみましたが、残念ながら、新暦に移行する際に旧正月の祝いはほとんど引き継がれなかったという内容。

 

年のあらたまりを告げる新月に、昔の人々は何を思ったのでしょう。

漆黒の夜空に兆した微かな月明かりが、日を追うごとに大きく満ち満ちてゆくさまに、陽光とは違う神々しさを感じたのかも知れません。

15日をかけて月が肥え太るあらましは、生命の始まりと最盛に通じるものがあるような気がします。

そしてまたしぼんでゆく姿も、生命の衰えと終焉になぞらえたのかも知れません。

夜のとばりに浮かぶ月の一生は、様々な想像をかき立てたことでしょう。

太陽よりも月の時間が長い冬。

微かな移ろいに季節を探し感じてみたいものです。

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1月14日(火)の様子

2020年01月14日 10時58分07秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆雪

◆-1℃

 

新年明けて初めてのブログ更新です。

元旦から晴れが続き、賑やかな初詣を迎えられました。

成人の日まではどことなく正月めいた雰囲気が続きましたが、それも昨日まで。

人気も少なくなり、冬の英彦山らしい平時に戻った今日、雪となりました、

溶ける雪か積もる雪か、まだ勘が働きませんが、おそらく積もらない雪でしょうね。

けれど令和二年の初雪なので、消える前にといそいそ写真を撮りました。

 

 

雪の下見に走る?アウトドア車。

この車の前にはリフトアップした軽トラが走っていました。

 

 

 

 

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

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