英彦山の南坂本にある洋菓子屋さんへ行ってきました。
紅葉も終わりすっかりと冬模様。
ですが雪降る英彦山でも、このあたりは南斜面で日当たりも良く、“英彦山のハワイ”なんて異名もあるくらい過ごしやすいところ。
先日お伺いしたのは夕方だったのですが、今回はまだ明るいうちにおじゃますることに。
この看板が目印。
自然にとけこんだ風合いがカントリーな雰囲気。
お店のテラスには景色を眺めながらカフェができるようになっていますが…
さすがに今の時期は寒いのでお店の中へ。
ケーキの他にもおしゃれに包装されたお菓子があったり
バッグやら可愛らしい小物まで手作りの温かみのある作品が置かれています。
こちらは「とうふ御膳」
豆腐ハンバーグ、冷奴、揚げとおからの煮しめなど、豆腐が随所に使われています。
豆腐料理といったら頭に浮かぶのは、精進料理のような薄味の和食。
ですが、この御膳は和洋折衷がなされ味のバリエーションを楽しむことができます。
豆腐ハンバーグはつなぎの豆腐が全体の6割と柔らかく仕上げてあり、ソースの甘さの奥には豆腐の舌触りが感じられ、見た目と食感のギャップに驚かされます。
こちらは豆腐のグラタン。
丁寧に裏ごしされた豆腐がとてもクリーミーで、カボチャの甘味が口の中で広がり、お子さんにも大人気だとか。
寒い季節にこうした温かいものを食べると、心までほっと温まるようです。
今の時期は自家菜園で育てている柚子を使っての柚子ごしょう作りに励んでいるとか。
窓辺から外を眺めると、ぽっかりと黄色い柚子がなっています。
市販の柚子ごしょうは緑色をしていますが、完熟するまで実らせるのが占部さん流。
それを摘み取り、赤唐辛子とともにすり潰すと見事なオレンジ色に変わります。
写真だとちょっと分かりづらいかも知れませんが、蜜柑色といった色合い
ごく少量の塩分で仕上げているので、どんな料理に合わせても塩分を取りすぎることもないそうですよ。
下の写真は前回友人と一緒に食べた「やまめ御膳」と「やまめの背ごし」
どちらにも柚子ごしょうの付け合せ。
川魚独特の匂いもこの柚子ごしょうで解消され、ピリリとしたアクセントがたんぱくな味わいを引き立ててくれます。
柚子の効能についてはコレステロール低下や血液の循環を良くするほか、精神安定効果もあるようで、お風呂に柚子を入れると温まるのと同じなのでしょう。
この完熟柚子ごしょう、作り方は企業秘密。
一度ハマると他の柚子ごしょうでは物足りなくなるくらいリピーターが多いとか。
刺身にもうどんにも味噌汁にも、何にでも合わせられる万能調味料。
塩分控えめで仕上げているためあまり日持ちはせず。
なので使いきれるような量でパック売りをしています。一袋300円。
(写真のパック柚子ごしょうは特別に頂いたものなので量は多めです)
この寒い時期に作られる特別な一品。
他にはない風変わりな柚子ごしょうとして、ご自宅用に、家族友人へのおみやげにどうぞ。
◆お問い合わせはこちら
かじか庵 TEL:0947(85)0658
定休日:水曜・木曜
営業時間:11:30~18:00
田川郡添田町英彦山1723-1
JR彦山駅から500号線しゃくなげ荘方面むかって右側。
かじか庵・petit amiの看板が目印です。
※ご夫婦でされているので大勢で行かれる際は予約確認されたほうがいいでしょう。
◆追伸
洋菓子屋パティスリー「petit ami(プティアミ)」は現在、宗像市で息子さん夫婦がされています。
近々宗像市から八幡西区に移転するそうです。
場所は穴生駅、萩原橋交差点から少し入ったところ。
赤い看板が目印。
HPはこちら
petit ami / http://www.geocities.jp/petit_ami_318/