本日の高住神社の状況です。
◆晴れのち曇り
◆18℃
今日は「第26回・サイクルタイムトライアル」の開催日とあって、いつになく熱気と活気にあふれかえった日。
この日のために数か月も前から予行練習に励んでいた競技者たち。
そういえば10日の神幸祭で、練習途中に関わらずお神輿を出す作業を手伝ってくれたレーサーさん、良い結果を出せたでしょうか。
レースの終盤はつづら折りのヒルクライムとなかなかのハードコースですが、みなベストを尽くし、思い思いの結果を残せたことだと思います。
さて、今日はもうひとつ嬉しいお知らせがあります。
少年たちが自発的に境内のゴミ拾いをしてくれたのです。
「ビージョイ」という野外学習活動の一環で、代表の高橋孔明さんとともに投棄されたゴミをかき集めてくれました。
ビール瓶や一升瓶などのガラス類、サビついた空き缶。
最近捨てられた物でないとはいえ、こうしたものは風化することなく半永久的に残るもの。
今のように環境意識の高くなかった時代の名残を、平成生まれの少年たちの手によって回収されるというのは昭和の残党として非常に心が痛みます。
こうした心情をよそに、タイムカプセルを発見したかのように無邪気に美化活動に励む子供たちのことを紹介したくなり、写真を撮らせてくださいと頼んだところ、快く了承してくださいました。
ビージョイでは、子供たちの自主性を伸ばすように、野外プログラムなど子供自身に考えさせ実行させるそうです。
大人が考えてそれに従わせるという関係ではないのが面白いところですよね。
考える力を養い、そして体験して学ぶ。こうした経験を育むのに英彦山は好適な環境なのでしょう。
今日の子供たちの起こした行動が、逆にわたしたち大人への啓発に繋がればと。
山での投棄ゴミや環境問題だけでなく、現在抱えている諸問題を後世に尻拭いをさせることのないように務め上げるのが、今を生きるわたしたちの使命なのだと思います。