高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

6月10日(水)の様子

2015年06月10日 11時37分31秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆14℃

 

境内に咲くヒコサンヒメシャラ。

今年は花のつきがよいようで、まったく咲かなかった昨年の心配が杞憂に過ぎたことに胸をなでおろしています。

 開花の時を待つ蕾たち。

まんまるく膨張させそして爆ぜるように開いた花々は、見る人をも満面の笑みにしてくれるようで、登山者たちを足止めしては自然と笑顔をほころばせてくれるようです。

 

すでに落ちた花は花いかだとなって流れて。

  

梅雨の露を集めて流れる沢。手を浸すと凍み入る冷たさ。

無色透明にみえても、山の滋養が豊富に溶け込んだ生命の源。

水棲昆虫やサワガニ、それを餌にする鳥たちなど、辺りを見回せば様々な命のやりとりがあることに気づかされます。

  

幼虫期を水の中で過ごすカワゲラも羽化を迎え。

木々が花を咲き誇るように、小さな生き物もこの季節に短い命を懸命にめぐらせているようです。

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6月6日(土)の様子

2015年06月06日 14時35分41秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆霧雲霞ときどき晴れ

◆11℃

 

昨日は雨でしたが、今日は昼に近づくにつれそこそこの良い天気。

増水した沢が絶え間なく涼しげな音を運んできてくれます。

ちょうど、ヒコサンヒメシャラが咲きはじめています。

今年は花のつきが良いようです。

 

見上げて撮るのでどうしても逆光になってしまいますねえ。

つぼみがたくさんあるので、しばらくは花が楽しめるでしょう。

 

強い日差しも木々がさえぎってくれるので涼しいです。

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6月4日(木)の様子

2015年06月04日 13時10分06秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆11℃

 

昨日に引き続き、御守の紹介です。

長寿全うポックリ守

前々から出していたのですが、ディスプレイを一新してみました。

 

近年、シルバー川柳というのが流行っているようで、“老い”や“病気”など我が身にふりかかる出来事を自嘲ぎみに詠ったものが高齢者の間でブームになっているとか。

図書館で本を借りて読んでみましたが、しいたげられる夫のぼやきや、純真無垢な孫の突拍子もない一言だったり、ニヤリとしてしまうブラックジョークからほのぼのするものまで、高齢者ならでは「あるある」が共感を呼んでいるようです。

そこで見つけた「関心は AKBより “PPK”」という言葉。

PPKとは『ピンピンコロリ』の略で、寝たきりになって家族に迷惑かけずにコロっと往生しましょうという標語らしく、最後のときを明るく前向きに受け入れようというものなんでしょう。

なるほどね~と感心し、この言葉を使ってみたくなったのです(笑)

 

短針長針は止まったけれど秒針ががんばっている壊れた時計があったので、歩みを止めない秒針を人生になぞらえて看板に再利用。

昨日お知らせした病魔飛ばす守もそうですが、生老病死という逃れられないものをどう受け入れて付き合っていくか、どうせならポジティブに考えたい。

与えられた生ならば、艱難辛苦をも包みこんで、大らかに生きてゆくことも人生を豊かにする秘訣ではないでしょうか。

亀の甲より年の功、あなたの生きた道のりが誰かの道しるべになるでしょう。そう思えば終わりを迎えるのも悪いことじゃない。

人生捨てたもんじゃないよね♪とAKBも歌ってますしね。

 

この看板を見てなるほど!と思った方はどうぞ^^

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6月3日(水)の様子

2015年06月03日 09時41分17秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇りのち雨

◆17℃

 

2日に九州・山口が梅雨入りしたと発表されました。

五月中はあまり雨の日がありませんでしたが、これからは梅雨らしい天気が続くことでしょう。

 

さて、新しい御守を作ったのでご紹介を。

病魔飛ばす守という御守です。

読んで字のごとく、病の根源を吹き飛ばしてしまおうという御守。

神様のちからで病気を祓ってもらう、そして病魔に負けず吹き飛ばしてやる!と強い意思を持てるようにと、その二つの意味を込めて「飛ばす」と名づけました。

 

御守を持つにあたり、吹き飛ばすのをイメージしやすいよう天狗の羽団扇と雲をあしらってみました。

ネーミングもデザインも参拝者の意見を参考にして取り入れてみたのですが、深刻な病気に罹ったり、身内にこうした立場の人がいたり、みなさんが体験して感じた願いをかたちにしたもの。

参拝者の想いを取り入れて作ってみるのも共同作業のようで楽しかったですね。

御守には神様が宿っています。

叶えてください、叶うんだと心を通じ合わせることが大切。

自分で持つときでも、誰かに渡したいときにも、神様と願う人の気持ちが通じますように。

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6月1日(月)の様子

2015年06月01日 12時18分03秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆16℃

 

六月一日、今日は更衣(ころもがえ)の日。

官公庁や学校では夏服へと衣服を替える日となっていますが、その風習は平安時代までさかのぼります。

宮廷では旧暦四月一日に冬装束から夏装束へと、そして十月一日より再び冬装束へと衣装を着替えていたそうです。

催馬楽(さいばら)と呼ばれる、同時代の貴族に好まれた歌謡に「更衣(ころもがへ)」という歌があります。

 

 更衣(ころもがへ)せむや さ公達(きんだち)や 我が衣は 野原篠原(しのはら) 萩の花ずりや さ公達や

 〈衣替えをいたしましょう 私の衣は野原や篠原の萩の花で染めた衣でございます〉

 

季節に衣服を替えることを謡ったものですが、”さ公達や”というのは呼びかけの囃し詞。「さあ、みなさま」といったものでしょうか。

萩は秋が花期だからなのか、春夏にはハギノハノスリ、秋冬にはハギノハナズリと変えて歌ったとも。

調べてみると男女の衣服交換を暗喩している・・・なんて大人なダブルミーニングもあったりと、 昔は詩歌に恋情を乗せて伝えていたのでしょうね。

催馬楽は民謡や風俗歌を大陸から伝わった管弦楽の旋律にあわせて歌うもので、雅楽の一種として今も歌われています。

着物が増えた江戸時代にはさらに細かくなり、そして新暦を取り入れた明治時代になって現代の基盤となる6月1日・10月1日と衣替えの日が定められました。

衣類の差、暦の差はあれど、季節感を大切にした日本人の心を大切にしていきたいものです。

 

* * *

 

さて、写真はたまたま境内で見つけたシカの赤ちゃん。

鹿の子模様がはっきりとしてますが、大きさからすると産まれてさほど経ってないのでしょう。

そう遠くないところから甲高い鳴き声が数度聞こえてきたので親かも知れません。

はぐれたのか身を案じて隠れていたのか、人の匂いがつかないようそっと放っておいたら、翌日いなくなっていたので無事に旅立ったようです。

自然には人間が介入してはならない境界線があります。

鳥も獣も幼いうちは可愛くて手を出しそうになりますが、静かに見守ることも自然を「護る」こと。

自然の領分と人の領分、混じりつつけれど交わることなく、うまく調和させながら棲み分けをしていくことが大切なことなんだと思います。

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