高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

8月17日(土)の様子

2019年08月17日 15時27分38秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆19℃

 

盆を過ぎると秋、とは英彦山でよく使われる言葉で、台風が過ぎ去った後は暑さが遠のき、急に涼しさが訪れた模様。

晩夏と初秋の境のような、どちらとも言えぬ気配がただよっています。

気づけばトチノキが大粒の実をつけていて、今残っているのは荒天や台風を耐え凌いだたくましい実。

種子が十分に育つまでちゃんと残ってくれれば良いのですが。

 

 

涼しくなったといえど、まだセミの鳴き止まぬ時期。

麓ではあまり聞けないミンミンゼミの声を聞いていると、やっぱりここは高地なんだなあとつくづく感じます。

このセミが鳴き始めると夏も終わり間近。

すぐに秋ではないものの、夏が終わるとなるとちょっとさみしい気もします。

やり残しのないよう夏を楽しんでください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月7日(水)の様子

2019年08月13日 14時46分52秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆20℃

 

Fさんがご縁あって御嶽山に登拝することとなり、お土産に百草丸を買ってきてくれました。

効能高そうな紙袋。忍者の秘薬といった雰囲気です。

 

御嶽山(おんたけさん)は木曽の御嶽山と知られるように、長野県と岐阜県にまたがりる3,000M級の高山で、古くから霊山霊峰として高く尊ばれてきました。

そして御嶽山といえば『百草』が有名で、修験者が伝えた妙薬としてその製法が守り続けられています。

”御嶽山は霊山として覚明行者、普寛行者によって開山されましたが、修験道の行者は呪術の他、採薬術、合薬術等の知識を身につけていたと言われています。
寿光行者(普寛行者の高弟)が、王滝口登山道を開くのに五年の歳月を費やしたが、その際に協力してくれた王滝村の村人に対し「何も御礼するものがない。
せめて “霊薬百草” の製造が今後役にたてば幸いである。」と、王滝の村人に百草の製造を指導したのが現在の百草の始まりとされています。”(長野県製薬HPより一部抜粋)

成分はオウバク・ゲンノショウコ・ビャクジュツ・ガジュツ・リュウタン・センブリ等々・・・

効能として、食欲不振・胃腹部膨満感・消化不良・食べすぎ・胃弱・はきけむかつき・・・といった、胃のやまいに効果ありとのこと。

中身は正露丸より小粒の黒い丸薬で、鼻をつく酸味ある匂い。

苦味健胃薬とあって、この刺激が臓腑を活性化させるのでしょうね。

 

ちょうど消化不良で胃と腸の調子が悪かったので服用。

昼と夕刻に2回の、計40粒。毒下しそして整腸と続けて飲んだのが功を奏したようで夜には元通りになりました。

 

百草の主成分はオウバク(黄柏)といってキハダという樹木の内皮を調製した生薬であり、高野山や洞川で知られた『陀羅尼助』も百草と似たルーツがあり、

同様に主な成分はオウバク、それにリュウタン・アオキと配合され、その薬効は下痢・食あたり・水あたり・はき下し・くだり腹等々。

こちらが陀羅尼助。歴史を感じるデザイン。

 

このオウバクに含まれる成分に下痢どめ作用があるようで、その他、唾液・胃液・膵液・胆汁の分泌を促進し、食欲を高め消化を助け、腸内殺菌効果があるとのこと。

こうしたものを経験的に識っていたのでしょうね。

こうした薬草薬木の類が生え揃い手に入れやすかったとか、その風土の植生も関わってきたりと、別の視点から見ると面白い発見もありそうです。

(英彦山にもそうした霊薬があったようですのでその記事を載せておきます。)

https://blog.goo.ne.jp/takasumi-jinja/e/2bb9a4d24718af2612532d930b5b4e3e

 

山伏と霊薬、今後も調べていきたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする