本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆15℃
穏やかな秋晴れの日です。
昨日のことですが、田川市内のお社で仲秋祭をご奉仕してきました。
昔は9月15日に行っていたのですが、平日にあたると人が集まらないという理由から
15日近くの日曜に行うようになったとか。
仲秋祭の謂れについて詳しいことは分からないので、これは推測なのですが、
旧暦の9月15日は稲の刈り入れ時に当たります。
昔は月の満ち欠けで暦を読んでいましたから、満月は農作における目安になったのでしょう。
9月の古名を長月といいますが、「稲刈月(いねかりづき)」が訛った説、
また穂が熟す「稲熟月(いねあがりづき)」が訛ったとも謂れ、やはり収穫に大きく関わる
ことから、収穫と豊作への感謝を満月にささげる意味合いがあったのかも知れません。
正月の丸い鏡餅は神様のみたまの象徴であるといわれ、お月見の団子も同じ意味があるとされます。
お祭りのお供えに鏡餅があがっていたのですが、満月は望月(もちづき)とも。
満ち満ちた月明かりの下、稲の収穫に感謝して満月に餅を供え、地域の人々が寄り集まり
まあるく円座になって円(まどか)なる近所づきあいを楽しく祝う。
きっと美しい十五夜の月を観て心をなごませ、慌しかった疲れを癒したのでしょうね。
今でこそ15日に行われなくなりましたが、祭日の意味が薄れることなく伝えていきたいものです。
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