昨年から錫杖さんが、冬のホテル千畳敷での宿泊の企画を温めていてくれて、今回また素晴らしい景色に出会えました。
1昨年の立山室堂、昨年の乗鞍岳続き、今回は極寒のホテル千畳敷での宿泊。
全て錫杖さんと知り合わなければ、一生見ることがなかった風景だと思います。
何時もお世話を掛けてばかりですが、本当にありがたい事だと思っています。
今日は、今回の最大の目的でもあった千畳敷カールからの星空の紹介です。
夕方から深夜にかけては天候が崩れ、星が見えない状況でした。
錫杖さんから、明朝3時以後には晴れる予想だと聞き、早々に就寝し翌朝に備えることにしました。
多分20時頃には布団に入ったと思います。
4時にスマホのアラームを合わせておきましたが、3時40分に目が覚めました。
内側も白く凍った窓から空を見てみると、薄雲は掛かっているものの星が確認できました。
D4SにAFS NIKKOR 14-24mm F2.8G EDとリモートケーブルをセットし、三脚に乗せました。
上も下も重ね着をして、腰のホカホカカイロと足底用のカイロを貼って、4時過ぎに撮影に向いました。
宝剣岳と千畳敷カール、南アルプス側の駒ヶ根市街と天の川など、沢山撮りました。
何回かに分けて、極寒の千畳敷カールからの星空を紹介します。
先ず宝剣岳の星空です。
1
昨日予告でアップした1枚目の撮影です。
自裁には暗くて、ファインダーでは宝剣岳の姿も確認できないくらいでした。
当然ピントも露出おマニュアルです。ファインダーでピントを合わせる事が困難でした。
レンズのフォーカスリングを回して無限大に持って行き、少し戻した位置にセットしました。
2
4時過ぎのカールの気温は−15〜16度位で、風も強かったので体感温度は−20度以下になっていたと思います。
すぐに雲が流れてきます。左下の灯りはホテルの照明です。
錫杖さんのようにカールの中まで踏み入れて撮影は出来ませんので、takayanは全て張られたロープ内からの撮影です。
3
4
5
少しずつ露光時間も変えて撮ってますが、皆よく似た写真ばかりですね。
6
南アルプスと駒ヶ根市街が見える反対側に移動します。
こちら側からは天の川がよく見えます。
7
周囲の灯りで色かぶりします。
何時もRAWでの撮影で、撮影時にはWBは特に気にせず、オート設定です。現像時ににWBも調整できますから。
これはWBを調整せずに現像したものです。
8
少しWBを調整すればこの様に変わります。
手前の竹の杭が邪魔ですが、風も強く、山の経験も全く無いtakayanはロープ外には一歩も出ませんでした。
9
撮影時のWBでの色合いも、また良いかもしれませんね。
こうした色の調整や、ピクチャーコントロールの編集などの現像作業も、撮影と同じくくらい楽しいものです。
10
右上の明るい星はなんという星だろう?
明け方に輝く大きな星は、明けの明星(金星)くらいしか知らないtakayanです。
11
12
ロープウエイのワイヤーが見えます。
13
肉眼ではこんなにはっきりと天の川は見えませんでした。
露光時秒は色々変えてますが、この写真では12秒くらいです。
14
4時半位ですが、下の駒ヶ根の街は明るいですね。南アルプスの稜線は夜明けが近くなってきました。
15
これは32秒ほどの露光です。星が少し流れて大きく見えます。
星座をよく知っていれば、星の名前なども解説しながら見てもらえるのですが・・・
斜めに走っているのは、人工衛星か宇宙ステーションか??
16
同じ位置で19秒間露光
使っているNikonのリモートコードMC-36Aは、1秒毎に電子音が出るので露光時秒のカウントがしやすいです。
もちろん予め秒数を設定しておくことも可能ですが、バルブ撮影時などでその都度シャター速度を変えて撮るには、
音で確認するほうがやりやすいです。
17
街の明かりが白飛び気味ですが、天の川はよく撮れてます。
星空は次回に続きます。
撮影日 2月22日
撮影地 千畳敷カール他
機 材 Nikon D4S
AFS NIKKOR 14-24mm F2.8G ED
GITZO GT2542T(三脚)
MC-36A(リモートコード)
南アルプスの上に広がる天の川
実に雄大で永遠の時間ですね。
経験があるだけに分かりますが
ムチャクチャ寒かったでしょうね。
近くの観測器でしょうか、揺れ方からしても相当の風があったのでしょう
それにしても完璧な作品ですね。
全てがお気に入りですが、中でも3番、そしてラスト15、16、17は圧巻でした。
極寒の中での撮影は大変だったと思います。
でも、その甲斐があって見事な作品が並びましたね。
マニュアルでのピント合わしもバッチリですね。
私も星空撮影の経験がありますが、なかなか大変でした(笑)
ロープ内の撮影と条件は悪かったと思いますが
さすがtakayanさんと感心ばかりです。
今日は全部がお気に入りです。
あの寒さの中で、1時間以上撮影してましたが、
ムチャクチャ寒かったです。
信さんや錫杖さんは、こんな素晴らしい星空を、
何回となく見ておられるのでしょうね。
寒さに震えながらの撮影でしたが、素晴らしい景色を堪能出来ました。
3番、15〜17番、ありがとうございます。
何枚かをA3ノビにプリントしました。
コメントありがとうございます。
極寒の中での1時間余でしたが、
寒さも忘れるほどの素晴らしい星空でした。
ファインダーを覗いても、はっきり見えなくて、
このくらいかな〜と言う感じでピントを合わせました(笑)
超広角ですから合わせやすいです。
しかし超広角故に、ロープ内からの撮影は構図の取り方が難しかったです。
よく似た写真ばかりですが、
全部のお気に入りありがとうございます。
わたしの背中を押してくださったのはtakayanさんでした。
たくさん山に登ってもう遠征は自重しようかと思っていた頃にユキワリイチゲで出会いました。
わたしの知り得る、アルプスの壮大な山岳景観をぜひtakayanさんに撮っていただきたいと思う様になり、毎回かなりハードなスケジュールのもと信州へ富山へとご同行しただきました。
いずれも天候に恵まれて私自身もすごく満足感のある撮影が出来ましたこと 改めて感謝申し上げます。
4人で登った開聞岳が懐かしく、すごくいい思い出になりました。
星の撮影は、わたしもコントローラーを購入して絞って低感度での長時間撮影をしてみたいです。
こんなにも本当は星があるんだと、星空のショットを見るといつも思います。
寒さは計り知れませんが、素晴らしい星空を見ていると寒さも忘れちゃいますね。
私も北斗七星と宵の明星ぐらいです(笑)
でも星空を眺めるのは大好きです。
素敵な星空を見せていただきました。
考えてみれば、ユキワリイチゲの撮影での出会いから、
錫杖さん夫妻には本当にお世話になり、
沢山の素晴らしい景色に出会う事が出来ました。
富山、信州、九州と、何時も良い天気に恵まれましたね。
開聞岳登山からもう直ぐ1年、お二人が一緒でなければ、
私達二人では到底登れなかったと思います。
今回は、寒い中での星空撮影でしたが、
夢中になれた1時間余でした。
山岳写真に精通した、錫杖さんには及びませんが
今回も素晴らしい景色に出会えて、楽しい撮影が出来、感謝しております。
何時もありがとうございます。
お世話を掛けっぱなしですが、今後とも宜しくお願いします。
リモートコードのMC-36Aは、使い勝手が良いですよ。
そんなに高価なものではないのですが、なかなか自分では買えなくて、
何年か前に、息子から父の日にプレゼントされたものです。
本当にこんなにも多くの星があるのか?と驚くばかりです。
小さい頃は、自宅近くでも天の川が見られましたが、
今では星が少し見えるくらいです。
極寒の中での撮影でしたが、寒さも忘れてしまうほどの素晴らしい星空でした。
星や星座のことは全く分かりません(笑)
それでも、こんなにきれいな夜空を見られて、
忘れられない思い出がまた一つ増えました。
次回も星空の続きを紹介します。
素晴らしい星空の写真の数々。
感動しながら拝見しました。
まるで宇宙にいるような錯覚に陥りますね。
子供の頃から星空を見るのが大好きだったらパンです。
天に近づくとこんなにも多くの星達が観れるのですね。
こんな素晴らし場所にtakayanさんを連れて行ってくださった錫杖さんにも私から感謝です*
早朝4時から、極寒の千畳敷カールでしたが、
こんなにきれいな星空広がりました。
こんなにも星があるのか?と思えるほどの星空に、
撮影毎にモニターで確認しながら感動してました。
標高2600m以上で、空気が澄んだ冬だからこそでしょうね。
こんな素晴らしい景色に出会えたのも、錫杖さんのお陰です。
ありがたいことです。
次回も星空を続けます。
コメントありがとうございます。