下萌えや杖曳く人の目の冷し 丈子

啓蟄もすぎて
虫も冬眠から覚めて活動をする
樹木はいつのまにか花芽をつけている
道端には名もない草々が下萌ている
杖を片手の老が遊歩している
目礼して行き交ったが
その老のなんと涼しげな目であったことか
いろいろあった人生を達観した目なのだろう

啓蟄もすぎて
虫も冬眠から覚めて活動をする
樹木はいつのまにか花芽をつけている
道端には名もない草々が下萌ている
杖を片手の老が遊歩している
目礼して行き交ったが
その老のなんと涼しげな目であったことか
いろいろあった人生を達観した目なのだろう
下萌 読み方:シタモエ(shitamoe)
早春、大地から草の芽がもえ出ること