ぽつねんと鼻ほじりなど菊日和 たけし
秋はもの悲しく侘びしくなにか寂しい
こんな定番があるが
老境に入りしばらく経過してみるとあまり気にならない
茹で蛙みたいにその環境に逗留していると
感覚が鈍くなるのかも知れない
掲句は初案は ぽつねんと鼻ほじりなど秋さびし であった
ぽつねんとしている「老どち」は寂しさを感じてはいない
己の長寿を喜ばしくもあり疎ましくもありで
秋のうららかは「菊日和」となった
秋はもの悲しく侘びしくなにか寂しい
こんな定番があるが
老境に入りしばらく経過してみるとあまり気にならない
茹で蛙みたいにその環境に逗留していると
感覚が鈍くなるのかも知れない
掲句は初案は ぽつねんと鼻ほじりなど秋さびし であった
ぽつねんとしている「老どち」は寂しさを感じてはいない
己の長寿を喜ばしくもあり疎ましくもありで
秋のうららかは「菊日和」となった