ドストエフスキーな人とゐて薄暑 村瀬誠道
『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』などで知られる
ロシア19世紀後半の小説家、思想家のこの人に似た人と作者は居るという
風貌からしても安らぎをあたえてくれそうにもない難し気な人物だ
同居だとしたらなんとも息苦しいかもしれない
薄暑でおさえているのがせいいいっぱお
(小林たけし)
【薄暑】 はくしょ
◇「薄暑光」
初夏の頃の少し暑さを感じるくらいの気候をいう。東京辺りでは5月末ともなると気温は25℃を超え、やや汗ばむ陽気となる。
例句 作者
ねこと犬ならんで眠り薄暑かな 河村芳子
ジーンズに腰骨入るる薄暑かな 恩田侑布子
三枚におろされている薄暑かな 橋閒石
二人来て一人去りゆく薄暑かな 山口木浦木
介護セミナー母の肩抱くかに薄暑 倉本岬
入口は即ち出口駅薄暑 近藤阿佐
包より匂う果物夕薄暑 山本美紗
単線の時刻表繰る夕薄暑 久行保徳
夕薄暑これから壺がやさしくなる 中村武男
ねこと犬ならんで眠り薄暑かな 河村芳子
ジーンズに腰骨入るる薄暑かな 恩田侑布子
三枚におろされている薄暑かな 橋閒石
二人来て一人去りゆく薄暑かな 山口木浦木
介護セミナー母の肩抱くかに薄暑 倉本岬
入口は即ち出口駅薄暑 近藤阿佐
包より匂う果物夕薄暑 山本美紗
単線の時刻表繰る夕薄暑 久行保徳
夕薄暑これから壺がやさしくなる 中村武男
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