竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

噴水の根元のぐずり春北風

2014-03-11 | 
噴水の根元のぐずり春北風  丈子



人気のない公園
噴水の根元がまだ少し凍っている
その中心から水がぐずるようにでてくる
やがてその水量は増えてきて勢いのない低い噴水ができあがる
徐々にその高さも高くなる

しばしの時間 佇んでしまった
春だというのに風は北風だ



春北風(はるならい)


黒北風(くろきた)/春北風
低気圧の影響で一時的に西高東低の冬型気圧配置に戻り、冷たい
北西風が雪を伴って吹く。一時的に季節の戻りを感じるものであ
る。

女子力にたよるバス旅木の芽時

2014-03-10 | 
女子力にたよるバス旅木の芽時 丈子





女子力が高まっている
染色体だって元々女子のほうがひとつ多いのだから
女子が本気になったら男子は敵うわけもない

中年以降は女子は被り物を脱ぎ捨てて
そのパワーはとどまらない
バス旅などをご一緒すると
いつのまにか女子力にたよっている男子ばかりだ





下萌えや杖曳く人の目の冷し

2014-03-08 | 
下萌えや杖曳く人の目の冷し 丈子





啓蟄もすぎて
虫も冬眠から覚めて活動をする
樹木はいつのまにか花芽をつけている

道端には名もない草々が下萌ている
杖を片手の老が遊歩している
目礼して行き交ったが
その老のなんと涼しげな目であったことか

いろいろあった人生を達観した目なのだろう


下萌  読み方:シタモエ(shitamoe)

早春、大地から草の芽がもえ出ること

春暴雪国の真ん中離島めく

2014-03-07 | 
春暴雪国の真ん中離島め  丈子





今日も北日本は暴風雪が荒れ狂っている
昨年は9人の犠牲者があり父親が自分の体温で
小学生の娘を救ったという事件もあった

北極の気温が例年よりも熱いのが理由ともいわれるが
文明は常に自然との戦いだが
どこかでパンdpラの箱を開いてしまったのだと思う
不便は凌げる
少し戻ったらどうだろう

先日は山梨県埼玉県が離島のように孤立した


ぜんまいの「の」の字の?未解決

2014-03-05 | 
ぜんまいの「の」の字の?(はてな)未解決 丈子





ぜんまいは春の摘み草として馴染みが深い
幼少時から祖母や母と野山での語らいがあった

若葉が双葉にならぬうちに摘む
その先端はみな「の」の字だ
?にもみえる

問われしままにまだ答えていない

少しふざけた感じの句になったがさてこれってアリ?

春光る鳶耳元に磨崖仏

2014-03-04 | 
春光る鳶耳元に磨崖仏  丈子




春の光はなんとも明るい
生きとし生けるものがみな目覚める

大谷観音は大谷石の石切場にある
長い歴史の中にはたくさんの事故や犠牲者があったる
その弔いの意味とあわせて世の平和を祈っている

春光のなかでその目は閉じいているが
鳶が耳元に飛び交っていて
呼び起こしているかのようだ

世界中に磨崖仏がある
海外旅行でいくつかの磨崖仏に驚愕した記憶がある

花芽には心弛びの剪りそんじ

2014-03-03 | 
花芽には心弛びの剪りそんじ  丈子





桜の花芽がふくらんでいる
ワイフが10年ほど前に植えた苗木大きくなっている
剪定は自前で行っているが剪り残しがたくさんある

思い切って剪ったほうが良いのだと理解していても
なかなかそうもいかない

花芽はそうした枝に好んでたくさんつくような気もする
「心弛び」良い言葉を識った

恋猫の闇切り裂いて向こう傷

2014-03-02 | 
恋猫の闇切り裂いて向こう傷  丈子






春宵は猫の嬌声が飛び交う
最近は飼い猫が多いので野良猫は少ない
飼い猫は血統書つきとかで自由な恋愛は許されない
飼い猫の不幸は残酷だ

時に飼い猫が脱走して市井の青年と恋におちたり
牝猫の争奪で怪我をしたりのドラマがある

朧月のうすくらがりは猫の恋の幕間を演出する

苗札の文字半分は土の中

2014-03-01 | 
苗札の文字半分は土の中 丈子



昨日の句会では
苗札の素性一文字土の中 丈子
を投句した
どちらが良いのか分からない
句材が劣っていればどうにもならないのだろうが
作者の私は気に入っている

春の兆しがあるとなにかと落ち着かない
庭に種を蒔いたり苗を植えたりも毎年のこと

苗札にはその名はもちろんだが
生い立ち素性まで丁寧な説明が記載されているが
植えたあとで見ることはまずない

目印に挿してはおくが半分は土の中で判読不能だ