竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

台風過夕日とともに白い月 たけし

2014-10-09 | 
台風過夕日とともに白い月 たけし






台風19号が発生していつという

先日の18号の爪痕もi癒えるまもない



台風過の清々しい気象は得がたいが

被害を受ける地域にはお見舞い申しあげるほかはない



台風過の散策の際

真っ赤な夕焼けとともにs着白い月が浮かんでいた

蕪村の句が浮かぶ

台風過西日を負いて巨人めく  たけし

2014-10-08 | 
台風過西日を負いて巨人めく  たけし







台風18合の通り過ぎた午後
渡良瀬川の土手に行ったみた

川幅は普段の倍近くあり
濁流は橋桁の9割を襲っていた

筑波山は見事な全容を見せていた
土手の北側の田んぼは刈り取られたあとだが
水田に戻ている

土手を歩く私の背中に大きな夕日
私の影は3倍にも大きく巨人のようであった

「ともしび」のロシア民謡冬銀河  たけし

2014-10-07 | 
「ともしび」のロシア民謡冬銀河  たけし




台風過 被害は痛ましく悲しいが
乾坤全てが洗われたように澄みきって清しい

今日は立冬、冬の空は見事な星空だ
昨夜は十三夜 ほぼ満月だった

夜空を眺めていると
いちかロシア民謡を口ずさんでいる
歌声喫茶「ともしび」たくさんの青春があった

赤とんぼ一万尾追う大西日 たけし

2014-10-06 | 
赤とんぼ一万尾追う大西日 たけし





20日ほど前になるが赤とんぼの大群に遭遇した
夕方五時には毎日飼犬と散歩している
20分ほどして空を見上げると赤とんぼ

オッ たくさん此方へ向かって来る
後方には大きな西日

まだ来る、あだ来る 30分間も次々と
空を等間隔でわたってくる 
1万尾かそれ以上か

家人を大声で呼ぶ
だんんだん気色が悪くなってきた

何かに追われたか
なにかを追っているのか

省きたる自分史一章ちちろ虫  たけし

2014-10-05 | 
省きたる自分史一章ちちろ虫  たけし





70年の旅程は起伏がたくさん
20年周期で舞台は様変わりして
悲喜交々の悔いのない人生だったようである

少しずつ書き留めていた自分史も結構なボリューム
読み返してみると
発禁おのやら他人様への無礼やらが・・・・

後々のことを慮って
いくつかを省いたり削ったりしている
秋の夜長
外では「ちちろ虫」しんみりとはこんな気分か

自虐癖頑ななまま七竈 たけし

2014-10-03 | 
自虐癖頑ななまま七竈 たけし








七竈(ななかまど)とは珍妙な命名である
由来は言うまでもないが頑固な特性が慮れる
どことなく自虐の雰囲気を感じたのは私だけだろうか

花は白く その実は真紅である
どちらも本性なのは凡人には理解しがたい
血液型はABだろうか



2013年10月3日 鉄面の掲載句
よそいきの言葉をさがす秋日和

そぞろ寒月命日の墓洗い たけし

2014-10-03 | 
そぞろ寒月命日の墓洗い  たけし





母の月命日は2日だ
10月になると涼気が寒く感じる日がふえる
晩秋 秋は終わりが悲しく寂しく美しい

上五「秋寒し」が初案であったが
「そぞろ寒」を発見し採用した
動そかない季語は難関でいつも悩ましい




2013年10月2日鉄面の掲載句
喀血に似た鶏頭や何の罪  たけし

天龍の総身は見せず鱗雲  たけし

2014-10-02 | 
天龍の総身は見せず鱗雲  たけし





秋空の雲はなんとも種類がたくさんある
鰯雲の俳句を見かけることが多いが
先日大きな鱗が見事に輝いて空一面を覆っていた
これは鰯の群れどころではなく龍の真白な腹の鱗にみえた
腹ばいの龍は総身は大きすぎて見ることはできなかった


2014年10月1日掲載句
秋雨に音つんざいてオートバイ  たけし