冬日向寂しがりやのふきだまる 2016-01-10 | 冬 冬日向寂しがりやのふきだまる 冬晴れの公園 涸れた噴水 葺き黙っている落葉 甲高い笑い声のするほうをみるとそこにはお年寄りが数人 私もその一人 詳しくは話さず聞かず 寂しがりやばかりが集まっている
日脚伸ぶ書棚の角に唐詩選 2016-01-08 | 冬 日脚伸ぶ書棚の角に唐詩選 今どきの日差しは軒下低く 思いがけないところまで日脚がとどく 書棚の埃や塵もあかえあさまだ そんな書棚の隅に 何年もなおざりの「唐詩選」 ページを繰ってみる
「元気です」ひとことですむ去年今年 2016-01-06 | 新年 「元気です」ひとことですむ去年今年 今日は小寒 いよいよ寒さも本番のはずだがどうにも季節感がない 厚手のコートは使わず終いになりそうな陽気だ 牙城の整理も終わったところだが だすのももらうのもそえるひとことは 「元気です」他に伝えることも理由もない
文束の焚きてひとすじ冬日向 2016-01-05 | 冬 文束の焚きてひとすじ冬日向 不用なものを少しずつだが整理している たくさんの葉書や封書もそのひとつだ 可燃ゴミとして他のゴミに紛れさすのにはしのびなく 風のない日に庭で焚くことにしている まっすぐに狼煙のような煙が立ち上がった
真っ新になるわけもなし去年今年 2016-01-04 | 新年 真っ新になるわけもなし去年今年 真岡市の大前(おおさき)神社 長女夫婦に誘われてワイフと詣でた 昨年のS神社のあまりにも合理的な対応に 少しの寂しさがあったので今年は H観音に詣でたのだが 参拝者の対応のまずさで有難味が半減していた ここは以前と変わらない対応で満足した 最近の神社やお寺さんは商業的にんりすぎていて困る 「いちいちわざわざ」の文化を残しておいてほしいと思う