今日の朝、再放送でハイビジョンスペシャル エルミタージュ幻想を見た。
なんと90分1カット!。
NHKオンデマンド | ハイビジョンスペシャル エルミタージュ幻想 RUSSIAN ARK
内容は下に詳しく書かれている。
エルミタージュ幻想 - 映画作品紹介- CINEMA TOPICS ONLINE
下にあるように、出演者はすごく多い。また、エルミタージュ美術館の中をカメラは登場人物を追って、階段を登ったり降りたり、あるいは雪の室外に出て行く。その間、遠景というか背景になる人も皆演技をしていなければいけない。カメラマンは90分間のあいだ一瞬も休まずにカメラを回し続ける。このように大規模な設定での1カットは驚きである。
その記録を見るだけでも価値があるが、話はロシアの歴史を知らない私には、ちょっと難解だったが見事なストーリー展開で流れていく。私も自分があたかもその現場にいるような感覚を持った。それは90分1カットという現実に近い撮影による効果だろう。特に最後のほうのシーンで、ペルシャの使者の皇帝への閲覧が終わり、皆がエルミタージュ宮廷を去っていくシーンは出演者が皆去っていく後ろ姿を見ていくという形になっており、私もコンサートやオペラの鑑賞を終わって、劇場の席から出口に向かう人混みの流れで他人の会話など聞きながら帰った体験の記憶がよみがえった。やはり90分1カットの意味は異次元の体験を見るものにも与えてくれる。
90分間1カットの奇跡の映画、エルミタージュ幻想: Jun's my Taste
『エルミタージュ幻想』 1カット300年 - 映画バカ黙示録
エルミタージュ幻想 - ピピのシネマな日々:吟遊旅人のつれづれ
見逃した方は、また再放送があるようです。7月13日(土)午前2時35分~だそうですが。。。。
なんと90分1カット!。
NHKオンデマンド | ハイビジョンスペシャル エルミタージュ幻想 RUSSIAN ARK
ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館を舞台に、3世紀に渡って栄華を誇ったロシア王朝のドラマを幻想的に描きます。監督はロシア映画界の巨匠ソクーロフ。第一級の美術品が飾られたままの状態で、90分を1カット撮影した映像作品史上初の試み。
内容は下に詳しく書かれている。
エルミタージュ幻想 - 映画作品紹介- CINEMA TOPICS ONLINE
下にあるように、出演者はすごく多い。また、エルミタージュ美術館の中をカメラは登場人物を追って、階段を登ったり降りたり、あるいは雪の室外に出て行く。その間、遠景というか背景になる人も皆演技をしていなければいけない。カメラマンは90分間のあいだ一瞬も休まずにカメラを回し続ける。このように大規模な設定での1カットは驚きである。
その記録を見るだけでも価値があるが、話はロシアの歴史を知らない私には、ちょっと難解だったが見事なストーリー展開で流れていく。私も自分があたかもその現場にいるような感覚を持った。それは90分1カットという現実に近い撮影による効果だろう。特に最後のほうのシーンで、ペルシャの使者の皇帝への閲覧が終わり、皆がエルミタージュ宮廷を去っていくシーンは出演者が皆去っていく後ろ姿を見ていくという形になっており、私もコンサートやオペラの鑑賞を終わって、劇場の席から出口に向かう人混みの流れで他人の会話など聞きながら帰った体験の記憶がよみがえった。やはり90分1カットの意味は異次元の体験を見るものにも与えてくれる。
90分間1カットの奇跡の映画、エルミタージュ幻想: Jun's my Taste
867人の俳優、数百人のエキストラ、オーケストラは3つ、22人の助監督これ等が完璧に自分達の役割をこなし、カメラマンは1300メートルもエルミタージュを手持ちで移動しなければなりません。
徹底した打ち合わせ、入念なリハーサルを経て、2001年12月23日の本番は、見事一発で撮り終えたそうです。誰かが、台詞をかんだり、照明をミスったり、カメラが転べばそれでアウト。大変な緊張感の下に、撮影が行われたであろうことは容易に想像がつきます。
『エルミタージュ幻想』 1カット300年 - 映画バカ黙示録
そこに、1カットのリアルタイム進行でありながら、1613年から1917年までの3世紀にわたるロシア・ロマノフ王朝の栄枯盛衰を90分の1シーン1カットで描こうという、とても正気とは思えないアイディアを考えついた者がいた。エルミタージュ美術館にカメラを持ち込み、そこをセットとすることによってその途方もない夢が現実に映像化されたのである。
エルミタージュ幻想 - ピピのシネマな日々:吟遊旅人のつれづれ
全編ワンカットの撮影が話題を呼んだ作品だが、これはすごい。必見の上にも必見の作品だ。ワンカットで撮られているかどうかが問題ではない。実際、ソクーロフ自身が語っているように、観客にとってワンカットかどうかはどうでもいいことであり、映画の出来こそがすべてなのだ。その小説がどんなペンやインクで書かれているかは読者に関係ないのと同じように、ワンカットで撮ったのは制作者の都合に過ぎない、という。ソクローフは「むしろワンカットであることに気づいてほしくない」と言っている。
見逃した方は、また再放送があるようです。7月13日(土)午前2時35分~だそうですが。。。。