日曜日の夢の扉は、3Dテクノロジーを使った人間のさまざまな行動、反応の解明だった。
2013年9月8日:放送内容|TBSテレビ:夢の扉+
番組の詳細なタイトルは「目撃者のいない事故を3Dで再現する新テクノロジー! 子どもの命を守る~“デジタルヒューマン工学”」。研究室の研究内容は以下の通り。地道な数式モデルによるシミュレーションと実体を模したモデルによる検証実験という活動が素晴らしい成果につながっていると思った。なかでも、2.2.4 乳幼児虐待と不慮の事故の判別手法に関する研究は興味深かった。
以下に書かれたように、医学だけではわからないことが工学的知識を駆使した研究で解明されていることに注目したい。医学というのはどちらかといえば、外科手術を除いて、問診とか知識・経験などの文科系的なものに偏りがちだが、工学的なアプローチによってわからなかったことが明らかになるあるいは間違った判断をただすことにつながる良い例だと思った。
「乳幼児揺さぶられ症候群」と脳の「加速損傷」と「脳脊髄液減少症」 - 脳脊髄液減少症患者のつぶやき、 「とりあえず、生きてみよか・・・。」
研究室の公式サイト。
東京工業大学 宮崎研究室
2013年9月8日:放送内容|TBSテレビ:夢の扉+
さまざまな事故を検証するなかで、宮崎が特に注目したのは、“頭部”。
子どものケガで最も多い部分だが、人間の脳は複雑で、シミュレーションだけでは、頭蓋骨の中で何が起きているのかわからない。
そこで宮崎は、転倒時に、脳がどう動くかを計測できる“実体モデル”を作り上げた。
番組の詳細なタイトルは「目撃者のいない事故を3Dで再現する新テクノロジー! 子どもの命を守る~“デジタルヒューマン工学”」。研究室の研究内容は以下の通り。地道な数式モデルによるシミュレーションと実体を模したモデルによる検証実験という活動が素晴らしい成果につながっていると思った。なかでも、2.2.4 乳幼児虐待と不慮の事故の判別手法に関する研究は興味深かった。
当研究室は、材料力学、機械力学的手法を基軸に医学・心理学的手法を融合させることにより、 人間の構造・運動・感覚・感性を観察・モデル化する人間モデリング(デジタル・ヒューマン)に関する研究を行っている。 さらに、これを人間-モノ-環境の三要素および人間間の相互作用の評価に応用することにより、 快適で安全で有用な製品・環境・サービス・社会機能デザインに関する研究へと展開している。 現在は、傷害予防工学、スポーツ工学、癒し・感性工学に関する研究に取り組んでいる。
2. 個別研究の概要
2.1 基盤的研究(デジタル・ヒューマン技術の開発と活用による頭部外傷研究)
2.1.1 個人差を考慮したデジタル・ヒューマン・モデルの構築と傷害予測手法に関する研究
2.1.2 デジタル・ヒューマン技術を活用した精密実体モデルの構築と頭部傷害メカニズム研究
2.2 真に安全なものつくり・社会を目指した多分野連携研究
2.2.1 人間・もの・環境のデジタル・モデリングによる受傷状況再現と傷害評価に関する研究
2.2.2 大量傷害データから抽出された最重要防護製品の高付加価値化
2.2.3 成長に伴う行動特性と重症度変化を考慮した傷害危険領域可視化技術
2.2.4 乳幼児虐待と不慮の事故の判別手法に関する研究
以下に書かれたように、医学だけではわからないことが工学的知識を駆使した研究で解明されていることに注目したい。医学というのはどちらかといえば、外科手術を除いて、問診とか知識・経験などの文科系的なものに偏りがちだが、工学的なアプローチによってわからなかったことが明らかになるあるいは間違った判断をただすことにつながる良い例だと思った。
「乳幼児揺さぶられ症候群」と脳の「加速損傷」と「脳脊髄液減少症」 - 脳脊髄液減少症患者のつぶやき、 「とりあえず、生きてみよか・・・。」
こういうダミーによる衝撃を加えることでの実験が脳脊髄液減少症の解明には必要だと、私は数年前の初期のこのブログでも書いてきました。
「医学の力だけでは、脳脊髄液減少症のメカニズムは絶対解明されない」と。
研究室の公式サイト。
東京工業大学 宮崎研究室