温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

『志の輔らくご in ACT 『中村仲蔵』』に行ってきた

2013-09-21 16:00:26 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
昨日は、『志の輔らくご in ACT 『中村仲蔵』』に行ってきた。
赤坂ACTシアター『志の輔らくご in ACT 『中村仲蔵』』|TBS
■ 志の輔らくごinACT「中村仲蔵」
2009年より開催をしている「志の輔らくごinACT」ですが、昨年2012年に上演した「中村仲蔵」では、忠臣蔵についての志の輔の視点から解説が加わったことでより奥行きのある「中村仲蔵」を観ることができた、とお客様からの多数の声をいただきました。
そこで、昨年発売日即日完売となったこの傑作、見逃したお客様に向けて再び上演致します!

話の内容は以下のサイトに詳しい。前段は、この話を楽しむために必要というわけで、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の説明。これが私には退屈だった。確かに中村仲像を楽しむために必要な知識が得られるのだけど、私としては、このような講義のようなものを聞くのではなく興味があれば自分で調べるほうが良い。小さな親切大きな迷惑という感じだった。やはり、知っておくべきだ、より楽しむためには必要だみたいな過剰なサービスは私は嫌いだ。今の世の中、この過剰なサービスが過ぎるしね。
話はさすが人物描写など素晴らしかった。やはり、落語は、映画・芝居などと並ぶ総合芸術だ。しかもたった一人ですべてをこなす。
それと、観客の反応も過剰なような気がした。こねたで笑いすぎ。これは、今回に限らず、笑いの出し物を生で見にいくといつでも感じることだ。こういう観客が本当は演者をダメにするような気がする。昔の笑いあるいは観客は違っていたような気がする。まあ、今の世の中では、こういう傾向なのでしょうがないでしょう!。
たくカジ!!: 志の輔らくご in ACT 2012
『中村仲蔵』
中村仲蔵の登場する落語は、このお話と後日談の「淀五郎」があります。下立役(稲荷町)・中通り・相中・名題という身分制度でなりたっている歌舞伎界において血筋・家柄のどちらにも恵まれない仲蔵が、精進の結果大看板團十郎に才能を見いだされ、ついには名題となり、出世をやっかんであてがわれた、仮名手本忠臣蔵5段目登場する斧定九郎を斬新な解釈で演じきり江戸中を熱狂させるという物語。
YouTubeにある先代の林家正蔵師匠の「中村仲蔵」を聞いてみると、歌舞伎の身分制度を簡単に説明し、仲蔵が斧定九郎を割り振られたところからの語りだしで20分程度のお噺です。これに対して志の輔師匠は、仲蔵の小さな頃から語り始め、相中になったエピソードからとうとう名題として屋号を与えられるまでをじっくりと紹介していきますので70分を超す大ネタとなっています。以前から志の輔師匠の芝居噺は良いとの評価も聞いていましたので大層期待して出かけましたが、これがもう期待以上の素晴らしさ。

ところで、舞台は写真撮影禁止なので写真は撮れなかったが、会場内の花輪を撮ってきた。いろいろな有名な大物方や若いタレントの名前がある。さすが売れっ子である。

公式サイトもあるようです。
志の輔らくごウェブサイト