温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

バード

2006-06-05 22:25:33 | Weblog
バードについてのみもう少し。

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クリント・イーストウッドが作り上げたムードと刺激的な雰囲気。そして、フォレスト・ウィッテカーによる力強く感情あふれる演奏。この2つが突出した魅力だと言える。(David Kronke, Amazon.com)

クリントイーストウッド作なんですね。cinekenさんがコメントしていましたね。
上のリンクのコメントにもあるけどフラッシュバックが、もうええ年の私にはきつかった。わかりにくくなる。
ディジーガレスビーはすごくいい人に描かれている。事実は?。
当時の彼の共演者がいろいろあらわれるのがおもしろい。結構長い映画ですよね。
ジャンキー(薬中毒)の話。当時のミュージシャンは薬ずけですね。日本もそうだったらしい。
私が45才くらいのときジャズピアノを習ったときの先生の旦那はベーシストなんだけど、そのころのミュージシャンの様子を良く語ってくれる。
奥さん、私の先生のページは
竹内晴美の世界
このなかの「つぶやき」に書いてあるかも?。たくさんあるので、全部読んでいない。
書いているのは旦那さん!。


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4 コメント

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《バード》 (CineKen2)
2006-06-07 07:35:01
 クリント・イーストウッドの音楽番レニー・ニーハウス(かつてスタン・ケントン・ビッグバンドのピアニスト)に言わせると、もしイーストウッドが何らかのファミリーに属するとすれば、それはジャズ・ファミリーに違いないということなんですが、彼のジャズへののめりこみのほどは半端じゃないですねえ!…。

 以前フランシス・フォード・コッポラの《コットン・クラブ》(1984)を見て非常に腹が立ったんですが、アメリカの映画監督はあまりよくジャズを知らないんだよね。だから僕はアメリカは文化的後進国だと言うんだけど(笑)、コットン・クラブ時代のデューク・エリントンはあすこに出てくるようなふやけた音楽はやってません。エリントンの最盛期の演奏と言えるほどのすごいものですよ…。

 そこへいくとイーストウッドのチャーリー・パーカーは本格的ですよねえ…。当時パリに住んでいた奥さんのチャン夫人ご本人にまで取材して、あすこでバードの演奏のダビングをやってるチャールズ・マクファーソン(あれはウィッテカーが自分で吹いているのではありません!)なんて、ホント、最適の人選じゃないっすか!…。映画ではあれがマイルス・デイヴィスで、ヨーロッパに行ったらどう?…なんて勧めてるのがバド・パウウェル…なんて全部判っちゃうんだよねえ!…。本格的だねえ!。

 面白いのはジム・ジャームッシュが10年後にこの映画に応えてるんだよ。《ゴースト・ドッグ:武士道》(米=仏、1999) 。初っ緒、鳥(バード)が飛んでるとこでスタートすると、同じフォレスト・ウィッテカー!がその鳩のエサを買いに行く鳥屋がなんと「バードランド」!なんだよねえ(笑)。そして、このフィルムのウィッテカーが今度はイーストウッドの《ミリオンダラー・ベイビー》のモーガン・フリーマンに投影されている!

 その辺りすごく面白いよ。イーストウッドの《ホンキートンク・マン》(1982)とジャームッシュの《ミステリー・トレイン》(1989)との関連とか…。

 いづれにせよ、イーストウッドとジャームッシュの二人は現在あるアメリカ映画界で最も音楽センスのある奴らに違いない。

CineKen2



>リンクは上の「URL」からどうぞ。
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Re:《バード》 (ひろBB)
2006-06-07 23:41:36
詳しいコメントありがとうございました。

過去のコメントが記憶に残っていて、テレビ欄を見ていて、見つけたので、これはぜひ録画しなくっちゃと見ました。

チャン夫人にまで聞いているんですね。凄い。

チャールズ・マクファーソンって、名前だけし知らない。一度聴いてみようっと。

ジャームッシュは日本でインタヴューの本が出ていました。今私の中で注目しています。
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ジャームッシュその他 (CineKen2)
2006-06-11 15:34:17
 そうなんです。今アメリカ映画で音楽がいちばんいいのがクリント・イーストウッドとジム・ジャームッシュじゃないかと思ってるんですが、特にジャームッシュの方は、ひろBBさんみたいにオールディーズに詳しい人なら、我々シネフィルとはまったく異なる楽しみ方ができるんじゃないかと?…(>リンク:CineKen2↑)。ついこないだのカンヌ映画祭であっさり無視されたソフィア・コッポラ(《LOST IN TRANSLATION》)の新作で親父フランシス=フォードがプロデュースした大作《マリ=アントワネット》では初っ緒からオーストリアの宮廷にローリング・ストーンズ風音楽が流れちゃうなんてのも、ちょっとジャームッシュ臭いですが(…まあ主題が主題だから、後にラモーなんかも出ますけど…)、同じく《VOLVER》がカンヌ映画祭の残念賞だったアルモドバルの前作《バッド・エデュケーション》(2004)で主人公が少年時代に男色を指南された寄宿舎の先生にボーイ・ソプラノで歌ってあげる《ムーン・リヴァー》なんてのもジャームッシュの引用みたいだし…、なんか色々と出てくるんですよねえ…。



 それから、ついでに一つ質問。今年見た映画で坂本龍一が音楽をやってるのが2本ありまして、それがなかなかいいんですよ。一つは市川準の《トニー滝谷》(2004)、もう一つがそのアルモドバルの《ハイヒール》(1992)なんですが、まあこっちの方はそうだと思って見始めたら初っ緒からマイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスの《スケッチス・オヴ・スペイン》が始まっちゃうんで、あんりゃ?…なんてなるんですが(笑)、あの人って、本来どんな音楽をやる人なの?…。僕が初めてこの人の名前に出遭ったのは、彼が多分芸大の学生時代に吹き込んだんだないかと思うJ=S・バッハのピアノ前奏曲集のレコード(デンオン:もう売ってないですね…それとも高橋悠治のディスクで第二ピアノを弾いてたんだっけ?…失念)なんですが、その後、大島渚の《戦場のメリー・クリスマス》とかベルナルド・ベルトルッチ《ラスト・エンペラー》なんかで役者として、映画音楽の作曲家としてお馴染みになっちゃったというわけ…、この人って、ほんとうは何者なの?…。僕は彼がロックで活躍していた時期というのを全然知らないんだ…。

CineKen2
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Re:ジャームッシュその他 (ひろBB)
2006-06-13 21:20:57
こんちは。

10、11、12と山中湖に行っていたので失礼しました。

>本来どんな音楽をやる人なの?…。

私は彼をイエローマジックオーケストラで知りました。いわゆるテクノポップスというやつです。クラフトワークなんてグループ知っていますか?、そんな感じですが…。
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