人と動物が共に快適に暮らせる環境づくり― 横浜市動物愛護センター

2013年04月06日 | Weblog
◎人と動物が共に快適に暮らせる環境づくりを推進する拠点、横浜市動物愛護センターを視察しました。



ここでは、動物との正しい接し方や、命の大切さを育む、適正飼育の普及啓発、譲渡事業の充実、交流の場によるふれあい、収容動物の保護管理等が行われています。

動物関係団体や市民ボランティア等との協働により運営を推進し、収容動物が可能な限り譲渡されることを目指し、犬や猫とのふれあいをきっかけとした市民の自主的活動を支援する交流の場です。

施設は、適正飼育などの啓発や地域活動を行うための「交流棟」と、犬や猫の保護・収容及び傷病動物の治療・飼育を行う「動物ふれあい棟」。猫の生態を観察し譲渡を促進する「猫の家」、犬とのふれあい教室や譲渡に利用する「ふれあい広場」からなります。



これまで公明党は、日本が、動物愛護後進国と言われる中で、生命の尊厳第一という観点から「人と動物の共生社会」の実現をめざし、国の2005年の「動物愛護管理法」の改正もリードしてきました。昨年、再改正もされ、動物愛護管理推進計画に、災害時に動物の適正飼養や保管を行うよう規定事項も追加され本年9月から施行。

横浜市が25年度に推進する重点事業のひとつに「災害時のペット対策」があります。

東日本大震災で経験したように、大規模な災害発生時のペット対策は、危機管理上の大きな問題となります。特に地域防災拠点に同行避難すると予想される犬や猫をはじめとしたペットへの対応は、各地域の防災拠点で日頃から検討し、準備をしておくことが必要です。

横浜市では、既に「災害時のペット対策」を策定しており、内容を市民の皆さんにも広く知っていただく事が大切になります。そこで、愛護センターは各地域の防災拠点における災害時のペット対策の具体的な計画づくりやペットの同行避難のための支援を行います。



お伺いした折も、市民ボランティアの皆さんが活動をされておられました。動物愛護センターでは、現在「人と動物の共生推進よこはま協議会」の推薦を受けた方から順次登録がされ飼育管理のお手伝いをしていただいているとの事。動物関係団体や市民ボランティアとの連携を密にして、効果的・効率的な動物愛護事業の実施やセンター運営が推進されていることになります。

余談ですが一番下の写真は、我が家の2匹の家ネコのうちの一匹「シロ」。以前生まれてまもなく子猫で捨てられて、かなり衰弱していたのを保護してから我が家の一員に。写真のように妻が台所仕事をしていると、毎日のように肩に乗って、暫しの間過ごします。珍しい「肩乗りネコ」として、ご紹介しておきます。