ケンのブログ

日々の雑感や日記

時間がゆっくりと

2019年01月07日 | 日記
岐阜の実家から昨日、大阪に戻ってきた。
電車に乗るとまだ半分お正月が残っているようにも思える。
乗っている人の雰囲気がどことなく違う。
きっと一週間もたたないうちにお正月気分が抜けるのかなとも思う。
しかし、一方で一月十日は恵比寿さんの縁日。
一月十五日はお宮で古いお札などを燃やす日。
そんなことを考えると一月半ばまでは多少は
お正月の雰囲気が残るかなとも思う。
いつも岐阜から大阪に戻るときJR岐阜駅から
在来線で大阪の僕の自宅最寄り駅まで
乗ってくるのだけれど昨日はふと思うところあって
岐阜から名古屋に出た。
JR名古屋駅の付近を探索した。
ホテルのラウンジ喫茶を覗いてみるとなんだか
この町では大阪や東京に比べて
時間がゆっくり動いているように思える。
若いときにこの町の中心地の飲食店で
まったりしていたことがあるけれど
そのときの感覚をちょっと思いだす。
名古屋から東京や大阪に出ている人で
名古屋に帰ると僕と同じようなことを
感じる方は少なからずいるかもしれないと思う。
大阪出身のある作家の方がその小説で
次のような趣旨のことを書いていた。
大阪は日本で第二の都市かも知れない。
しかし、日本は第一の都市、第二の都市
というわけではなく
東京とそれ以外に二分される。

その通りだなと僕も思う。
新幹線で東京に行くとき列車が東京都内に入ると
なにか別世界に自分が吸い込まれていくような
独特の心の高鳴りを覚える。
電車で大阪に近づいてもそれは感じない。
例えばそういうことだ。
そういう列車が東京に近づくときの
心の高揚感をたしか谷崎潤一郎も何かの
小説に書いていたような気がする。
新幹線ができる前の時代でもそういうことはきっとあったのだろうと思う。
身内のものと東京と大阪の情報を
付き合わせてみてもやはり東京と大阪は全然違うなと思う。

ある作家が書いておられるように
日本は東京とそれ以外だと思う。
東京以外にも規模の大きな町がいくつかあって
それらの町にそれぞれの特色があるということなのだな
と感じる。

朝、ラジオを聴いていたら
娘の卒業式までになんとかせな
というペンネームの方からお便りが来ていた。
そのペンネームを読んだDJは
なんやこれ、やせなあかん言うことかいな と言っていた。
大阪に戻ってくるとラジオのノリも大阪だなと思う。
きっとなんとかせなあかんという気持ちがあるうちが花なのだと思う。