ケンのブログ

日々の雑感や日記

時の流れは早く

2019年08月19日 | 日記
時の流れは早いもので
お盆が過ぎるともう話題は年末ですな。
とラジオのパーソナリティは言って
忠臣蔵の話をはじめた。
僕は演劇に詳しくないけれど
コンサートなどでももう年末の公演の
チケットは発売になっている。
演劇などでもにたようなものなのだろうと思う。
ラマンチャの男という演劇のことも
話題になっていた。
ラマンチャの男というのはドンキホーテのことと思う。
ドンキホーテ デ ラマンチャ
ラマンチャのドンキホーテという意味。
どうもスペインにはこういう自分の名前に
地名をつける風習があるようだ。
僕がなんどか生演奏を聴いた
スペインの名指揮者は
ラファエルフリューデリック デ フルゴスという名前だった。
ブルゴスはやはりスペインの地名だ。
ドンキホーテは世界で無茶苦茶売れた小説です。
部数は今、手元に資料がありませんけれど
おびただしい数だそうです とラジオのパーソナリティは言った。
それはそうだと思う。
やせた馬にまたがり、さびた槍とよろいを身にまとっていても
志は高い。
こういうキャラクターはやはり人気が出ると思う。
チャップリンも映画ではぼろぼろの燕尾服に
ステッキ 山高帽子だったけれど
あれも貧しくとも志は高くという
意思表示の現れだったと思う。
日本の寅さんのチェックの背広にトランク
雪駄ばきに腹巻き そして帽子というスタイルも
根底に流れるのはきっと同じなのだと思う。
もとはドンキホーテなのかも知れない。
新渡戸稲造は武士道という書物のなかで
ドンキホーテに対する大きな共感を示している。
特に貧しくとも志は高くという点において。
僕も今まで読んだ文庫本三冊以上の長編小説のなかでは
こと面白いという意味ではドンキホーテが
一番面白かったもののひとつだなと思う。

しかし、八月が終わると一年の三分の二は終わり。
あっという間に秋分 ハロウィン クリスマスだなと思う。