ケンのブログ

日々の雑感や日記

コロンブスの像まで倒さなくても

2020年06月16日 | 日記
アメリカで警察官の方がアフリカ系の方の首を膝で締め込むような形でホールドしていてそれが元でアフリカ系の方が亡くなってしまったという事件があった。
コロナの最中にこの事件はアメリカやヨーロッパでデモを生み、ソーシャルディスタンスもここでは保たれていないということが盛んに報じられていた。

イギリスでは確か昔、奴隷貿易に携わっておられた方の像がなぎたおされたというようなニュースが出ていた。また、アメリカではコロンブスの像もなぎ倒されたというニュースも出ていた。

コロンブスの像が倒されるというニュースを読んだときにはいくらなんでもそれはやりすぎ。と思った。

コロンブスの新大陸発見が植民地支配や帝国主義へとつながりひいてはそのような歴史の流れが奴隷をうみ人種差別を生んだときっとコロンブスの像を倒した人は考えたのだろう。

その理屈のすじみちに多分誤りはないのだろうけれど、そこまで理屈をつなげていったら何でも悪いということになりかねないように僕には思えた。

今日の新聞の国際欄を見るとフランスのマクロン大統領は人種差別は拒否するが植民地時代を象徴する像は倒すべきでないという考えを表明したと出ている。

本当にマクロン氏の政治姿勢のことまでは僕にはわからないけれど、人種差別は拒否しても植民地時代を象徴する像まで倒すべきてないという考え方は僕のそのとおりだなと思う。