ケンのブログ

日々の雑感や日記

災害以上に怯えた人間が怖い

2020年07月18日 | 日記
芹沢光治良さんの「人間の運命」という小説を読んでいると、登場人物の言葉として、濃尾地震のときの印象が
「地震も火事もこわかったけれど、それ以上に、怯えた人間がこわくなったって、、、
だからこれからが心配ですわ」と書かれている。

これからというのは関東大震災のこれからを指している。

先日ある方に
「もうフェイスシールドがないと不安とかマイクは一人ひとりとりかえないと不安とか言うのは、確かに一理あるかもしれないけれど、合理的にコロナを恐れているというより、潔癖症の領域の人も多いと思うんですよ」と僕が言った。

するとその方は
「そうなんですよね。もう怖くて未だに出てこれない人も居るんですよ。やっぱりこれはメンタルの問題が大きいですね」とおっしゃった。

本当に心の問題が大きいと思う。

コロナそのものの怖さもさることながらコロナに対する恐れ方の違い、考え方の違いから生まれる人と人の不和もかなり大きなものになっているように思う。

そういうものをなんとか辛抱してときの流れにのっていきたいものだと思う。