小さな幸せ

小さな幸せの見つけ方感じ方の達人をめざして!

2008-07-16 22:10:01 | 小さな気付き

 

小紫式部の花

 

 

先に咲いた花は、もう実になっていました。

晩秋には、この実が綺麗な紫色になります。

乞うご期待!

 

今日は、抜けるような青空が広がりました。

湿気もなくて、

夏!!!

です。

 

今日は、文章講座の日。

先週出した宿題が、添削後、手元に戻ってきました。

先週のテーマは「噂」です。

まあ、今、噂と言えば、大分県では教員採用試験に係わる事ばかりです。

しかし、これは、ニュースやみのさんの番組で毎朝取り上げられています。

 

視点を変えて、私ごとを書いてみました。

 

寝苦しい夏の夜、ちょこっと読んでいただけると嬉しいです。

え、もっと寝苦しくなるって?

へへへへ・・・・

そうかも。

 

 

「噂が好き」

 

「ねえ、ねえ、知ってる?」。

噂話は、もれなくここから入っていく。

私は、新入行員1年目に早くも「スピーカー」というニックネームをもらった。

 

50数人いる職場。

人間関係の相関図をすぐに把握した。

特に男女関係の情報収集には、力が入った。

恋愛小説を好んで読んでいたせいか、

「あ、この二人、つきあってるな」

とすぐピンとくる。

 

状況証拠がそろうと、今度は、それを自分の胸の中だけに収めておけない。

お決まりの

「ねえ、ねえ、知ってる?」

となる。

職場での噂話の出所のほとんどが、

「私、発」

であった。

みんながこっそり聞きにくるようになった。

「あの2人、まだ付き合ってのかな~?」

とか、

「あの人は、今、彼女がいる?」

とか。

 

自分の恋愛はそっちのけで、週刊誌の女性記者のような日々を送っていた。

大人の世界を覗いているようで楽しくて仕方がなかった。

当時、噂を流された人は、迷惑千万なことだっただろう。

「ご迷惑をおかけしました」

と、謝っておきたい。

 

結婚して、社宅の経験をした。

社宅の噂話は職場の噂話とは比較にならない。

週刊誌の記者もどきの私など、可愛いもの。

どこのご主人が今度出世したとか、どこの何々ちゃんが、お習字の七夕展で金賞をとったとか。

春には、必ず、どこの息子さんが東大に合格したとか。

 

よその子供さんが余りにも優秀なので、私は、恐れをなした。

同じ社宅の一人に尋ねた。

「ここの社宅には、できの悪い子供さんはいないのですか?」

と。

すると、

「それはいるわよ。でも、悪い話は表に出ないだけよ」

と言われた。

社宅には、社宅なりのルールがある。

感心した。

しかし、それは表だけ。

陰では、しっかり裏の噂話の花が咲いていることをしばらくして知った。

 

夫の出世も、子供の金賞にも縁のない我が家。

何をささやかれているかわかったものではない。

噂話の恐ろしさを実感した。

すぐに社宅を出て、団地に移り住んだ。

 

そんな経験をしたからといって、

「見ざる、言わざる、聞かざる」

と心を入れ替えたわけではない。

やっぱり噂話は好き。

「ねえ、ねえ、知ってる?」

という言葉には、何か人をからめとる魔力がある。

「人の不幸は蜜の味」。

いい噂話より、三面記事的な話のほうが興味深い。

 

でも、噂話の興味だけで、人を傷つけてはいけない。

このことだけは、ちゃんと肝にめいじている。

 

 

先生のコメントです。

「噂キライ」という人は偽善者。

みんな好きです。

「私は噂はキライだけど、A子さんときたら・・・・」

と噂に熱中します。

 

 

先生も噂話が好きみたいです。

もとのお仕事がなんたって、「新聞記者」ですもね。

 

最後まで、おつきあいくださってありがとうございました。

気持ちよく眠りにつけるといいのですが・・・。

 

今日の私の小さな幸せ

 

午後から図書館で「涼」をとったこと。

 

コメント (20)
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