立川談春著
「赤めだか」
読み終わりました
まあ、面白かったですね
さすが落語家さんです
随所に落ちがあります
笑わせてくれて、ほろっとさせてくれて
落語好きでなくても面白く読めます
でも、少しでも落語が好きな人にはもうたまりません
いろんな落語家さんの名前が出てきますからね
立川談春さん
下町ロケットで佃製作所の経理部長殿村を好演しています
この「赤めだか」は2008年に講談社エッセイ賞を受賞
その当時話題になったらしいのですが、全然知りませんでした
お知り合いに
この下町ロケットの殿村役の談春さん、演技上手いですよね~
と話したら、「赤めだか」読んでみて面白いから
と教えてくれました
そして、さっそくアマゾンでお取り寄せ
本の帯にビートたけしさんと二宮君の写真
なんで?
と調べてみたら12月28日にTBS年末スペシャルドラマでこの本がドラマ化
勿論談春さんが二宮君
談志師匠をビートたけしさん
談春さんの後輩だけど先に真打になった志らくさんは濱田岳さん
談春さんが談志さんに恋焦がれている姿がもう何とも言えなくて
冷たくされたり突き放されたり
もう、好きじゃないとついてはいけません
そんな談春さんの二ツ目になり真打ちになるまでの葛藤を面白可笑しく
つづられています
ドラマがある前に読んでみてください
談志師匠が談春さんにこんな話をするところがありました
突然談志(イエモト)が
「お前に嫉妬とは何かを教えてやる」
と云った。
「己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為だ、これを嫉妬と云うんです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。
しかし人間はなかなかそれができない。
嫉妬している方が楽だからだ。
芸人なんぞそういう輩の固まりみたいなもんだ。
そんなことで状況は何も変わらない。
よく覚えとけ。
現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方がない。
現実は事実だ。
そして現状を理解、分析してみろ。
そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。
その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
なるほど、説得力あるな~とここを読みました
たくさん本を読み知的な文章が書けるのですねぇ・・・
いいことが書かれています、なるほどと訓えられます。
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為だ、これを嫉妬と云う・・・・ここのところ。
下町ロケット最初からずっと見ています。
面白いです。
こんばんは。
独身生活はいかがでしたか?(笑)
今夜の下町ロケットも良かったですね。
佃社長が財前さんに悔しさを吐露する姿にうるうるしてしまいました。
来週はスカッとしそうな気がします。今からもう来週が楽しみで仕方がありません。