酔っぱらいWojisanのたわごと(隠遁日記)

遊びをせんとや生まれけむ

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サーキットの休日<自転車編!>

2006年08月26日 | 自転車
06年夏のビッグイベントです。
「シマノ・スズカ・ロード」に参加しちゃいました。

【プロローグもどき】
身の程知らずというのは怖いものですね~。

ぼくにとっては怒濤の5,6月を乗り越えてる間に「乗鞍」の申し込みが終わっていて、
“何かないかな~”とさがしていて、これはまだ間に合うじゃん、と見つけたのが「シマノ・スズカ・ロード」でした。

ぼくだけが行くと家族の風当たりが強いし…。

ということで息子を誘うと、気のいい息子は、
「高校の3年間、あの急坂をママチャリで登ってたし…。行く行く」と予想通りの反応。
で、ぼくが2周の種目。息子は3周の種目にエントリーしました。ネットで。

息子が行くなら嫁さんも来ます。
娘もまだこちらにいるから。
ということでめでたく家族行事に格上げされました。\(^_^)/

ただ、
唯一の誤算がぼくの痛○発作でした。

<積み込みです>

【当日】
0時30分にバイトを終えて帰ってきた息子が風呂に入った後、ぼくを起こします。時刻は1時。
準備をすませて娘と嫁さんを起こして、家出したのが2時。
スズカサーキットの10番ゲートに着いたのは4時10分。
すでに渋滞が発生していました。

<10番ゲート手前の渋滞>

駐車位置が決まったぼくは、
周りの人の真似をして、痛む右足を引きずりながら杖代わり(!)に自転車をおして歩き始めました。(クルマの走行会で入る9番ゲートまで遠いこと!)

5時過ぎに受付をすましピットを見て思ったことは“小学校の運動会やん!”でした。
みなさんピットにビニールシートを敷き、自分たちの場所を確保してるんです。
で、ピットを確保しようかと思いましたが、午前だけしかいないことを考えて、ベースは駐車場のクルマにしました。

受付では、ゼッケンや計測器をもらいます。
急きょ、当日受付のブースで“ビギナー”にエントリーすることにしました。
というのは、
事前に申し込んでいた、息子の3周とぼくの2周の種目が連続して行われるため、計測器やゼッケンを付け替えたりする時間は、“ギリギリ間に合います”と昨日電話で聞いていたからです。
勝手が分からない初参加の者にとって“ギリギリです”は、“無理です”と言ってることぐらい今までの経験で分かります。
それに足もまだまだ痛いし…。

6時15分から試走です。
まずは息子を走らせました。

<試走前の息子>

ぼくの自転車に乗るのは初めてなので、変速の仕方が分かりません。
1周して帰ってきた息子が開口一番
「抜かれるとき(速度差があって)怖い」
「一番重いギアに入ってしまって変速できずで、めちゃしんどかった」
「サドル高すぎで股ずれしそう」←息子はぼくより短足なことが証明されましたな。

次にぼくも試走しました。
ま、クルマの走行会で勝手知ったる(?)スズカサーキットですから、特に感慨はありませんが、今回は何よりペダルを踏めるだけで嬉しいのです。痛○で8月12日から自転車に乗っていませんでしたので。
「おっ、まだまだ痛いけど、いけるじゃん。2周の部門でもよかったかも」といった感じで試走を終えました。

8時30分頃ぼくの種目の“ビギナー”が始まりました。
ぼくは第2組。
“ビギナー”と言っても自己申告ですから、“いっぱい走り込んでるけど、それでもビギナー”という人が紛れ込んでいるのは、バイクでもクルマでもどの走行会でもいっしょです。
そういう人はさておいて…。
カウントダウンが始まり鉄砲の音でスタートしました。運動会といっしょの音ですな。

スタート数十メートルくらいはまずまず。
でもアップ不足に加え、5,6日前まで痛○で、オンザふとんの生活をしていた身にホームストレートの登りはこたえました。
それに、試走のときとははるかにペースが違います。
“きつっ”

<痛○ヲジサン、がんばる>

このシマノ鈴鹿ロードレースは、クルマとは逆回転の左回りなのです!
スタート地点から登りが続きます。
ですので、ホームストレートの入り口やシケインではすでにフラフラ。
そのフラフラがバックストレートの下りで一息つき、えっ、スプーンってこんなに登ってた?と再びヤバくなり、ヘアピンが下りで、でも短いわな~、おっと、デグナーでまた登りやんという感じです。
逆バンクやS字も後半なのできつく感じました。
そして最後の第1コーナーからの登りがきついこと…。

“鎮痛剤、飲むの、遅かったかな~”と痛む右足もかまわず踏んで走りますが、なかなか前の人に追いつけません。
そうこうしているうちに(走行しているうちに(^^ゞ)、次の種目の“ビギナーW”(女性)の最速集団に抜かれてゴール。
“ビギナー(1周)に変更しといて、よかった~。2周はとてももたん”

ゴール後、痛む足をかばう杖代わりにCA900を押して駐車場に急ぎました。
大急ぎで着替え、ゼッケン&車体番号の付け替えをします。
最後はサドル高の調整。2センチ近く下げたでしょうか。
息子もやる気満々で、ぼくのウェアを着るなどと言ってます。
そして息子にSPDシューズのはめ方と外し方を練習させました。

一応、SPDシューズは持って行ってたのです。
もしかして当日26日にぼくの右足が急速にしぼんだりして…と夢のようなことを願って…。
でも右足の甲はまだ左足の1.5倍くらいの高さがあるのでとても履けず、ぼくは泣く泣く普段履きのスニーカーを、それも右は紐を目一杯緩めて履くことにしました。(ブカブカにしないと入らない!)

10時半過ぎから息子の“オープンⅡ”が始まりました。息子は3組。
1周目。
写真を撮ろうと探しても見つけられず。
どうやらこの時は、集団の後ろに紛れ込んでいたらしいです。
2周目。
シャッターチャンスがおとずれました。
単独走行してます。

3周目。
ゴールをした後、次の種目がスタートしてしまうまで通行止めをかけられていたらしいです。

<お疲れ~>


とまあ、こんな感じで06夏のビッグイベントが終わりました。
むちゃくちゃしんどいけど終わった後は爽快感がありますね~、自転車は。

【エピローグもどき】
①敷居
事前に詳しい情報がほとんど得られませんでした。
でも「走行会は早め早めの行動で」というクラブX4の代表の言葉通りにすれば、なんとかなるやろ、のノリで参加しました。

でも、前日の電話や当日の現地スタッフの対応は初参加のぼくらにとって予想以上に優しいものでした。
「スタッフが親切やな~」とは嫁さんの言葉。

それにぼくらのような個人(家族)参加の方もけっこういるように感じました。
そんなこんなで、この大会は敷居が低く感じられました。
チームを組んでこれ見よがしに大声を出している人も見かけませんでしたしね~。
(半日しかいなかったけど)

②こんな世界を知ること
こんなスゴい世界を知ることは、今後の自転車ライフの質におおきく影響しますね。

先頭集団のゴゴッと響くタイヤ音。
「車間、とれよっ」と叫んでしまうくらいのテールtoノーズの集団。
筋肉が見事に二つに割れたふくらはぎ。
「ふくらはぎの筋肉には自信があったけど、運動によって筋肉の形がぜんぜん違うな~」とは息子の言葉。

これからは通勤途上の例の峠でも、この日を思い出して登ることにしましょ。

12時撤収。
鳥羽泊。
コメント
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