東京オペラシティアートギャラリーで開催されている「和田誠展」へ。撮影がOKだったので、映画関連を中心に撮りまくったのだが、本当に大好きな絵、大好きな本、大好きな映画に囲まれながら、これほどいろいろなことを教わり、楽しみと影響を与えてくれた人は他にいないと思うと、胸がいっぱいになり、何だか泣きそうになって困った。
ベートーベン、市川崑、オードリー・ヘプバーン(『戦争と平和』)、薬師丸ひろ子(『セーラー服と機関銃』)
マーティン・ルーサー・キング、アルフレッド・ヒッチコック、マレーネ・ディートリッヒ(『嘆きの天使』)、渥美清と山田洋次、
エドガー・アラン・ポー、ジョン・フォード、クラーク・ゲイブルとビビアン・リー(『風と共に去りぬ』)、王貞治
フランク・シナトラとディーン・マーティン、リタ・ヘイワース、グレタ・ガルボ、マレーネ・ディートリッヒ
ザ・ビートルズ、リー・マービン、ジョン・ウェイン、リチャード・ウィドマーク
セシル・B・デミル、フェデリコ・フェリーニ
『ラスト・エンペラー』、『地上最大のショー』(ジェームズ・スチュワート)
マルクス兄弟、ドンファン
東洋現像所(現イマジカ)のカレンダー
『シェルブールの雨傘』『イージー・ライダー』
『キャバレー』『チャップリンの独裁者』
『八十日間世界一周』『生きる』『アニー・ホール』
(つづく)
で、俺も立派な和田誠マニアだ。
和田誠グラフィティ1
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/760b470449a7985133fc43b5c5f985fa
和田誠グラフィティ2
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8b443045117c075505c95c5fd48f6f1c
和田誠グラフィティ3
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/875f530f2d5cfef7103671ba4e924f8d
和田誠グラフィティ4
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/224d6f8eab9042a14e9fcb8c6ccd82f5
「東京国際映画祭2021」のプレスパスを受け取りにミッドタウン日比谷へ。ゴジラ像とともに一枚。メイン会場が六本木から日比谷に移ったが、あまり芳しくない気がする。今回のオープニングはクリント・イーストウッド監督の『クライ・マッチョ』。クロージングは『ディア・・エヴァン・ハンセン』だ。
取材のため、久しぶりに目黒を訪れた。五反田に住んでいる頃によく通い、取材をしたこともある権之助坂上の「目黒シネマ」は健在だった。
目黒といえば、杉野ドレスメーカー学園のある、通称「ドレメ通り」と呼ばれる辺りに、日本初の映画撮影所「吉沢商店目黒行人坂撮影所」が、1908年(明治41年)に作られたことを知っていたので、周辺を少し歩いてみたが、昔をしのぶよすがは何一つ残っていなかった。
【違いのわかる映画館】目黒シネマ
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/98f69a9cf9e2c9922cd96f293bc04bf4
妻に付き合って、京成バラ園へ。
園内には、イージーリスニングとして『ロミオとジュリエット』(ニーノ・ロータ)やら『酒とバラの日々』(ヘンリー・マンシーニ)、『パピヨン』(ジェリー・ゴールドスミス)などが流れていた。
で、今回再会したのは、ケーリー・グラント、イングリッド・バーグマン、プリンセス・ドゥ・モナコ(グレース・ケリー)、ヘンリー・フォンダ。
新たに発見したのは、「ザ・マッカートニー・ローズ」。ポールだ! そういえば『レッド・ローズ・スピードウェイ』というアルバムもあったなあ。
黄色いバラはヘンリー・フォンダ!?
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b54e82e4105a5c24a7db9ac81f854775
『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』のすし屋(五香)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2c9282b129afac749e9223c0b0cac3aa
昨日は、日本橋のTOHOシネマズで『ラストナイト・イン・ソーホー』を試写。で、夜の日本橋の麒麟をパチリ。
日本橋を舞台にした映画には、東野圭吾の加賀恭一郎シリーズを原作に、阿部寛がテレビシリーズに続いて日本橋署の刑事・加賀を演じた映画が2本ある。
腹部を刺されたまま8分間歩き続け、日本橋の麒麟の像の下で息絶えた男(中井貴一)が登場する『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(12)と、日本橋周辺にある橋の名前を月毎に書き込んだカレンダーが事件の鍵を握る『祈りの幕が下りる時』(18)。映画としては今一つだったが、日本橋の風景を描きこんだところはなかなか面白かった。
『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』(2014.4.29.)
日本橋、麒麟の像、七福神などにまつわるエピソードの描き方に興味を引かれて見てみた。
親子関係、隠ぺい問題、労働問題…。一生懸命にいろいろと盛り込んで、“映画”にしようとした努力の跡はうかがえるが、残念ながら、テレビの2時間ドラマとあまり変わらないような印象を受けた。これは演出のせいなのか、それとも原作のせいなのか。未読なので分からない。いずれにせよ、いいかげんに、“泣ける”の押し売りはもうやめようよ。
『祈りの幕が下りる時』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3391bc262950d1858a544419d79f0085
松本清張の影響を感じさせられる『祈りの幕が下りる時』と『嘘を愛する女』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/20555d5aebef09f69a601b6ce2c5494e
取材の合間に、国立映画アーカイブ(旧フィルムセンター)で開催中の「生誕120年円谷英二展」を見た。まあ、ここの展示には物足りなさを感じさせられることが多いのだが、今回も同様だった。ただ、一連の特撮映画の大型ポスターは圧巻だった。