野球を見続けて半世紀以上たつが、まさか日本人選手がアメリカの野球殿堂に入る日が来ようとは夢にも思わなかった。大谷翔平とは違った意味で、攻守走そろったイチローのプレーを見るのは本当に楽しかった。
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fc551394bf0054221aadeb4736f529a6
野球を見続けて半世紀以上たつが、まさか日本人選手がアメリカの野球殿堂に入る日が来ようとは夢にも思わなかった。大谷翔平とは違った意味で、攻守走そろったイチローのプレーを見るのは本当に楽しかった。
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イチローが、元阪神タイガースの掛布雅之、元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀、元審判の富沢宏哉氏と共に日本の野球殿堂入りを果たしたが、満票選出されなかったことが物議を醸している。王さんも「へそまがりもいる」とコメントしていたが、それとは別に、十分な資格がありながら、いまだ殿堂入りしていない人たちがたくさんいるのも大きな問題だ。今こそ記者投票という制度や殿堂入りの基準を見直すべき時なのではないか。
ここで自分が子どもの頃に見ていた選手を中心に、殿堂に漏れている人たちを挙げてみたい(まだほかにもたくさんいるだろう)。彼らの多くは老齢に入っているし、中にはすでに亡くなった人もいる。できる限り生きている間に殿堂に入れてあげてほしいと思う。
阪急ブレーブス
足立光宏、石井茂雄、長池徳二、加藤秀司、ブーマー・ウェルズ、佐藤義則、山口高志
元監督の西本幸雄が生前「長池が殿堂入りできないのはおかしい」と選考委員に手紙を送ったと言う。
ミスター・ブレーブス 長池徳二
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7e0649d8f767b2ddcb3e0e842d83bffd
史上最速の球を投げた男 山口高志
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/07ff6a221f6129aa7104e4102887f8b2
近鉄バファローズ
土井正博
東映フライヤーズ
毒島章一、白仁天
ロッテオリオンズ
成田文男(故人)、山崎裕之、有藤通世、レロン・リー
南海ホークス
村上雅則(日本人初のメジャーリーガー)、新井宏昌
ヤクルトスワローズ
松岡弘、安田猛
中日ドラゴンズ
中暁生、木俣達彦、谷沢健一、大島康徳(故人)
大洋ホエールズ
松原誠
読売ジャイアンツ
柴田勲、高田繁、高橋一三(故人)
阪神タイガース
藤田平、江夏豊(服役したので無理か…)
先発、抑え、どちらも超一流 江夏豊
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3784ae08c780b5e1e13b602a3ec1a0b4
広島カープ
高橋慶彦
プレーヤー以外
宇佐美徹也(故人・記録の神様)、山際淳司(故人・ノンフィクション作家)、水島新司(故人・漫画家)
『上原の悔し涙に何を見た』宇佐美徹也
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e46fe1d97ab906f4740cf9ee48082e53
『野球狂の詩』水島新司
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a8462128a24b0fdb39f95e4653e14df5
2024年のメジャーリーグのワールドシリーズは、ロサンゼルス・ドジャース(ナショナルリーグ)とニューヨーク・ヤンキース(アメリカンリーグ)の間で争われる。両チームの対戦は1981年以来、24年ぶりのことになるが、自分にとっては、メジャーリーグに興味を持つきっかけとなった77年と78年の両チームによるシリーズが思い出深い。衛星中継を夢中になって見たものだった。おまけに『ベールボールマガジン』の懸賞でトップスのベースボールカードのボックスセットが当たり、個々の選手たちについての情報が得られたことも大きかった。
当時の主なラインアップは。
ロサンゼルス・ドジャース 監督.トム・ラソーダ
1.二.デービー・ロープス
2.遊.ビル・ラッセル
3.右.レジー・スミス
4.一.スティーブ・ガービー
5.三.ロン・セイ
6.左.ダスティ・ベイカー
7.中.リック・マンデー
8.捕.スティーブ・イェーガー
投手.トミー・ジョン
バート・フートン
ドン・サットン
リック・ローデン
ダグ・ラウ
ニューヨーク・ヤンキース 監督.ビリー・マーチン
1.中.ミッキー・リバース
2.二.ウィリー・ランドルフ
3.捕.サーマン・マンソン
4.DH.レジー・ジャクソン
5.右.ルー・ピネラ
6.三.グレイグ・ネトルズ
7.一.クリス・チャンブリス
8.左.ロイ・ホワイト
9.遊.バッキー・デント
ジム・キャットフィッシュ・ハンター
ロン・ギドリー
ドン・ガレット
スパーキー・ライル
リッチ・ゴセージ
ワールドシリーズで大活躍したジャクソンは「ミスター・オクトーバー」と呼ばれ、スミスとホワイトは後に巨人でプレーした。
ピート・ローズ、その死によって、永久追放処分は取り消されるのだろうか。1978年の日米野球で”ビッグレッドマシン”と呼ばれたシンシナティ・レッズの一員として来日した時のことはよく覚えている。
この年のレッズの主なラインアップは
1.サード.ピート・ローズ
2.ライト.ケン・グリフィー
3.セカンド.ジョー・モーガン
4.レフト.ジョージ・フォスター
5.キャッチャー.ジョニー・ベンチ
6.ファースト.ダン・ドリーセン
7.センター.シーザー・ジェロニモ
8.ショート.デーブ・コンセプシオン
9.ピッチャー.トム・シーバー、フレッド・ノーマン、トニー・ユーム、マイク・ラコス、デーブ・トムリン
このうち、モーガンとジェロニモは不参加だった。
ローズを描いた『墜ちた打撃王 ピート・ローズ』(04)というテレビドラマがあった。
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/94e0594ff082ade704c6d1a7109b1586
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、敵地ローンデポ・パークでのマイアミ・マーリンズ戦で、3打席連発を含む6安打10打点2盗塁を記録し、メジャー史上初のシーズン通算50本塁打、50盗塁の「50-50」を達成し、「51-51」まで記録を伸ばした。
これまでのドジャースの歴代シーズン本塁打記録は、
2001.ショーン・グリーン49本
2004.エイドリアン・ベルトレ48本
2019.コディ・ベリンジャー47本
1956.デューク・スナイダー43本
2000.ゲーリー・シェフィールド43本
加えて、1試合10打点はドジャースの球団記録。
打点も120とし、05年に松井秀喜が記録した日本人MLBシーズン最多記録の116を塗り替えた。イチローがルーキーイヤーの01年に記録した56盗塁の更新も視野に入ってきた。
ローンデポ・パークはWBCで優勝を決めた球場。最後の打席は内野手がピッチャーをやっていた。全然レベルが違うけど、ある意味、二刀流から二刀流が打ったのだから面白い。
マーリンズの地元放送局「バリースポーツ・フロリダ」で実況を務めたポール・セベリーノのこんな言葉が素晴らしい。
「私たちはもちろんマーリンズの野球をよく見る。毎晩、マーリンズの勝利を祈っている。ただ、同時に幸運にもこのシーンを見ることができた。スポーツのそばにいる私たちは、心からの野球ファンだ。そして、この男(大谷)が成し遂げたことを見ることができた。1年の大部分は(大谷を)遠くから見ることしかできない。しかし今週、そして今日はここで直接見られた。本当に全てが感動的だ」
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、シーズン40本塁打40盗塁、いわゆる40-40を同日の試合で達成。しかもシーズン最速で、サヨナラ満塁ホームランというおまけ付き。いやはやまたしても漫画のようだ。
過去の達成者は
88.ホセ・カンセコ(オークランド・アスレチックス)42本塁打.40盗塁.
96.バリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)42本塁打.40盗塁.
98.アレックス・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)42本塁打.46盗塁.
06.アルフォンソ・ソリアーノ(ワシントン・ナショナルズ)46本塁打.41盗塁.
23.ロナルド・アクーニャ・ジュニア(アトランタ・ブレーブス)41本塁打.73盗塁.
阪神甲子園球場が8月1日に誕生100年を迎える。数々の高校野球の試合や巨人×阪神の名勝負が思い浮かぶ。
その甲子園球場が登場する映画は、長嶋一茂が覆面をつけた阪神のリリーフ投手を演じた『ミスター・ルーキー』(02)、戦前の夏の甲子園での嘉義農林の活躍を描いた台湾映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』(14)。これにはセットで再現された初代甲子園球場が登場する。ほかに、マスターズ甲子園を描いた『アゲイン 28年目の甲子園』(15)もある。最近ではドラマ「下剋上球児」(23)のラストで登場したが、こうして並べてみると意外と少ない。
漫画ではやはり『男どアホウ甲子園』や『ドカベン』『大甲子園』などで水島新司が描いた甲子園がダントツ。『巨人の星』の川崎のぼるの甲子園の絵は結構適当だったような気がする。
『アゲイン 28年目の甲子園』『KANO~1931海の向こうの甲子園~』
野球を媒介に人と人とのつながりの大切さを描く
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/33b93ca35177b1566d1b601d3f91785e
「野球狂の詩」水島新司
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a8462128a24b0fdb39f95e4653e14df5
伝説の、史上最強の万能選手ウィリー・メイズ(ニューヨーク→サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツ)の現役時代は、残念なことにほぼ見ていない。
よって彼に関するイメージは後付けの映像や読み物によるが、それらは走攻守のどれもが強烈で、同時代に活躍したニューヨーク・ヤンキースのミッキー・マントルと共に、リアルタイムでプレーを見たかったと思う選手の一人だった。
昔、1954年のワールドシリーズでメイズが披露した「ザ・キャッチ」のオーロラのプラモデルを作ったことがある。かっこいい。
人の名前を覚えるのが苦手だったメイズは、誰かに呼びかける時は「Say Hey!! (おいっ、あんた)」が常。いつしか、「Say Hey Kid」がメイズのニックネームになった。その言葉がタイ・カッブとジョー・ディマジオと一緒に歌詞の中に出てくるのが、ジョン・フォガティの「センターフィールド」という曲。
映画『メジャーリーグ』(89)には、メイズとボブ・ヘイズ(陸上とアメフトのスター)にあやかったウィリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)という名の選手がいた。このように、ウィリー・メイズは紛れもなく野球のアイコンの一人なのだ。
「センターフィールド」ジョン・フォガティ
https://www.youtube.com/watch?v=Xq3hEMUeBGQ
Willie Mays the Catch
https://www.youtube.com/watch?v=7dK6zPbkFnE
Say Hey! Willie Mays
https://www.youtube.com/watch?v=5abB64ISJo8
北海道日本ハムファイターズ、テキサス・レンジャース、ロサンゼルス・ドジャース、シカゴ・カブス、サンディエゴ・パドレスで勝ち星を重ね、ダルビッシュ有が日米通算200勝を達成した。野茂英雄、黒田博樹以来3人目の快挙。
あの野村克也が著書『最強のエースは誰か?』の中で、「150キロ台後半のストレートを持ちながら、スライダー、カーブ、ツーシーム、カットボール、スプリット、チェンジアップといった七色の変化球を操り、その全てが一級品。ストレート、変化球、どのボールでもストライクが取れる。加えて、野球頭脳も優秀で、試合中に状況に合わせて投球を変えることができる。本格派にして技巧派。過去にこのような投手は存在しなかった。投手としての能力は、ほぼ完ぺきに近い」と絶賛している。通好みというか、同業者の間での評価が特に高い。
若い頃はいろいろと問題もあったが、今は“野球人格者”となった。スポーツが人を育てる典型。全て先発での200勝は立派の一言。見ていて楽しいピッチャーの一人だ。
メジャーリーグのスタジアムで流れる曲の魅力に迫るミニ番組。
ニューヨーク・ヤンキース(ヤンキースタジアム)「ゴッド・ブレス・アメリカ」(アービング・バーリン)
アメリカの第二の国家とも言われる曲。9.11同時多発テロ以後にヤンキースタジアムでも流されるようになったという。この曲が最も印象的に歌われるのが『ディア・ハンター』(78)だ。
サンフランシスコ・ジャイアンツ(オラクル・パーク)「ドント・ストップ・ビリーヴィン」(ジャーニー)
同点もしくは劣勢で8回裏の攻撃を迎えると、ファンは逆転を信じてこの曲を合唱するらしい。ジャーニーのボーカルだったスティーブ・ペリーは大のジャイアンツファンで、2014年のポストシーズンには球場に現れてファンと一緒にこの曲を大合唱。その年ジャイアンツは見事ワールドチャンピオンに輝いた。
シカゴ・カブス(リグレー・フィールド)「ゴー・カブス・ゴー」(スティーブ・グッドマン)
本拠地リグリー・フィールドでチームが勝つたびに流れるこの曲は、シカゴ生まれのシンガーソングライター、スティーブ・グッドマンが1984年に発表。この年カブスは39年ぶりのポストシーズン進出を果たしたが、20歳の頃から白血病との闘いを続けてきたグッドマンは、カブスが地区優勝を決める数日前に、36歳の若さでこの世を去った。今永昇太が入団会見の時に引用したことでも知られる。
ロサンゼルス・ドジャース(ドジャースタジアム)「アイ・ラブL.A.」(ランディ・ニューマン)
ニューヨーク・メッツ(シティ・フィールド)「ピアノマン」(ビリー・ジョエル)
前者には「寒いくてジメジメしているからニューヨークは嫌いだ」という歌詞がある。対するビリーには、「マイアミビーチやハリウッドよりもニューヨークがいい」と歌う「ニューヨークの想い」や「さよならハリウッド」があるのも面白い。何だか巨人ファンと阪神ファンの言い争いみたいでおかしい。