『アナと雪の女王』(13)
ディズニー創立90周年記念
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/543b98c7180580b285741551aca34f26
『アナと雪の女王2』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7dd0368c85d090926f2b7ba2022f7133
『アナと雪の女王』(13)
ディズニー創立90周年記念
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『アナと雪の女王2』
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共同通信エンタメOVOに連載中の
『週末映画コラム』
今週は
怪優ニコラス・ケイジの面目躍如『ドリーム・シナリオ』
アウトローたちの栄枯盛衰『ザ・バイクライダーズ』
詳細はこちら↓
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1455123
『I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ』(2014.11.27.オンライン試写)
カナダの田舎町で暮らす高校生のローレンス(アイザイア・レティネン)は、映画が生きがいで、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズ監督から映画を学ぶことを夢見ている。社交性に乏しい彼は唯一の友人であるマットと毎日つるみながらも、そんな日常が大学で一変することを願っていた。
そして、高額な学費を貯めるために地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始めたローレンスは、かつて女優を目指していた店長のアラナ(ロミーナ・ドゥーゴ)らと出会い、奇妙な友情を育んでいく。だが、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人たちを決定的に傷つけてしまう。
レンタルDVD全盛期の2003年のカナダを舞台に、他人との交流が苦手でトラブルばかり起こしてしまう映画好きな高校生の奮闘を描いた青春コメディ(という割にはちょっと苦いが…)。監督・脚本は、本作が長編デビューとなるチャンドラー・レバック。自伝的なストーリーだが、主人公の性別をあえて男性に変更して撮り上げたのだという。
ローレンスにとって映画は希望であり逃げ場でもあり、唯一熱中できるもの。だがそれを他者と共有できず、独りよがりになる様子は、映画好きの者からすると、自分の一部を見せられているように感じるところもあるだろう。だから彼を心底憎むことができないのだ。
自分を大きく見せたいために他人を見下すローレンスの突っ張る姿が痛々しくて、見るのがつらくなってくるところもあるが、そんな彼を突き放さず、優しい目線で描いているところに救いがある。ただ、ローレンスの変転を見せるラストシーンは果たしてハッピーエンドなのかという気がした。
スタンリー・キューブリックについてなど、映画ネタが満載。特に『パンチドランク・ラブ』(02)と『マグノリアの花たち』(89)のことが気になって見たくなるかもしれない。店長役のロミーナ・ドゥーゴもなかなか魅力的だった。
『キノ・ライカ 小さな町の映画館』(2014.11.27.オンライン試写)
フィンランドの鉄鋼の町カルッキラに、映画監督のアキ・カウリスマキと仲間たちが誕生させた町で初めての映画館キノ・ライカ。深い森と湖、そして現在は使われなくなった鋳物工場しかないこの町で、住民たちは映画館への期待に胸をふくらませ、映画について口々に語り始める。
カウリスマキと共同経営者の作家ミカ・ラッティが2021年に映画館をオープンさせるまでの様子や、住民たちがインタビューに応じる姿などをヴェリコ・ヴィダク監督がカメラに収め、カウリスマキが自ら館内の内装や看板設置などの作業に勤しむ姿も映しだす。
映画館が完成するまでの様子を緩い感じで追っていくドキュメンタリー。さまざまな町の住民たちに加えて、カウリスマキ監督の『希望のかなた』(17)に出演した人々や『枯れ葉』(23)に出演した女性デュオ、盟友ジム・ジャームッシュ監督らも登場し、カウリスマキとの思い出や映画への思いを語る。現地に移り住んでいる日本人による日本語の歌も流れる。
こうして住民たちが映画館に期待を寄せる姿を目にすると、改めて映画館の存在意義について考えさせられるし、北欧らしいデザインで建てられたこの映画館に行ってみたくなる。
『枯れ葉』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a2ba83e384b497f5e9d859d4fc2f257b
「ほこ美の幸せはほこ美が決める」
「ほっこーと海里はすんなりとは幸せになれないのか…」
共同通信社が発行する週刊誌『Kyoudo Weekly』(共同ウイークリー)11月25日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2024年11月の映画」として、5本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。
出会いの連鎖で見せる群像劇
『アイミタガイ』☆☆☆
新たな集団抗争時代劇
『十一人の賊軍』☆☆☆
人気シリーズの最終章
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』☆☆☆
見る者を心地よくだます快作
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』☆☆☆
密室サスペンス+青春ミステリー
『六人の嘘つきな大学生』☆☆☆