『炎のデス・ポリス』(2022.6.25.オンライン試写)
ある夜、砂漠地帯にある小さな警察署に、女性新人警官バレリー(アレクシス・ラウダー)を殴ったテディ(フランク・グリロ)が収監される。実は、詐欺師のテディはマフィアのボスに命を狙われており、避難するためにわざと逮捕されたのだ。
ところが、マフィアに雇われた殺し屋のボブ(ジェラルド・バトラー)が泥酔したふりをして留置所に入り込む。バレリーの活躍でボブの計画は阻止されるが、さらなる刺客としてサイコパスのアンソニー(トビー・ハス)が現れ、署員を次々と殺害していく。
孤立無援の上に負傷したバレリーと、裏社会に属す3人の男たちによる生き残りを懸けた闘いが繰り広げられる。
ハードアクションを得意とするジョー・カーナハン監督が、砂漠地帯の小さな警察署という閉ざされた場所(ワンシチュエーション)を舞台に展開させるサバイバル劇。
全体の設定もそうだが、バレリーがあえてリボルバー(回転式拳銃)を持っているところなどに西部劇を意識したと思えるところもあるが、オープニングに『ダーティ・ハリー2』(73)のテーマ曲を流したところをみると、意識したのはハリー・キャラハンなのかな。
タフな女性警官が主人公というのが現代風。作りは雑だが、B級アクションのにおいがプンプンして楽しめた。カーティス・メイフィールドの曲の使い方も面白い。
グリロとカーナハン監督は『コンティニュー』でも組んでいた。バトラー主演の『グリーンランド 地球最後の2日間』も
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