田中雄二の「映画の王様」

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鈴本演芸場 昼の部 ゴールデンウイーク特別興行 見たい!聴きたい林家正蔵

2023-05-07 00:06:59 | 落語

2023.5.6.

 約4年ぶりに訪れた。やっぱり寄席はいい。正蔵はここに至るまでに相当努力したんだろうなあと感じた。

落語:林家たま平「牛ほめ」
曲独楽:三増紋之助
落語:林家たこ蔵「たこ蔵独演会」
落語:古今亭菊之丞「権助魚」
漫才:ホンキートンク
落語:柳家さん喬「かわり目」
落語:三遊亭白鳥「老人前座じじ太郎」
奇術:ダーク広和
落語:春風亭一朝「たがや」
浮世節:立花家橘之助
落語:桃月庵白酒「つぼ算」
落語:柳家三三「たけのこ」
紙切り:林家二楽
落語:林家正蔵「鹿政談」


2019.9.17.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7bd6f75fe4caa2d92df6d8811a296c64

2017.11.5.
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b6d3e412f5fcf10513660d83dbcb258

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「NHK新人落語大賞」

2022-11-23 21:26:23 | 落語

桂源太「元犬」
桂天吾「強情灸」
立川吉笑「ぷるぷる」
露の紫「看板のピン」
林家つる子「反対俥」
三遊亭わん丈「星野屋」

 ほかは皆、古典を現代流にアレンジしたものだったが、それとは逆に、吉笑の「ぷるぷる」は、長屋に住む八五郎が、松ヤニをなめて、唇がくっついてしまい、「ぷるぷる」としかしゃべれなくなるという、自作の新作だが、味わいは古典という噺だった。語り口も面白さも、一頭地を抜くところがあったので、大賞の受賞は順当。

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「立川談志 71歳の反逆児」

2021-10-13 21:49:43 | 落語

 2007年に放送されたNHKドキュメンタリー「立川談志 71歳の反逆児」を再見。老いや病と闘いながら死を意識する談志。自分がその年により近づいたせいか、以前見たときよりも身につまされた。この人の不幸は、優れた表現者でありながら、同時に優れた評論家、分析家でもあったところだろう。

2005.10.25.
 ブックオフで見つけた『談志ひとり会 文句と御託』(講談社刊)を読み始める。独演会のパンフレットに書かれた“文句と御託”を集めたもの。まとめて読むと時代の流れが感じられてなかなか面白い。その「談志ひとり会」には、落語好きの友人たちと連れ立って3度顔を出した。

1988.11. 9.国立劇場.第19回.「天災」「富久」

 先日(10.23.)の紀伊國屋ホールに続いてまたも落語である。周りに落語好きがいると、こっちも嫌いじゃないから、つい「じゃあご一緒に」ということになる。先日は名人会ということで、いろいろなタイプの噺家に触れることができたのだが、今回は独演会、しかも相手はくせ者の談志ということで、正直言って、あまり気乗りがしなかった。

 ところが、噺を聴いているうちに、普段は偏屈で理屈っぽい印象のある談志から、客に対する旺盛なサービス精神や照れ性故の突っ張り、といった別の一面を見せられた。そして、落語を愛するあまりにはまってしまった奈落から、必死に抜け出す道を模索している姿を垣間見た気がして、人柄や芸風は、うわべだけでは分からないと、改めて思わされた次第。

1991. 5.13.国立劇場.第49回.「金玉医者」「源平盛衰記」

 一昨年以来の「談志ひとり会」。今回は、テレビでの問題発言の直後だけに、聞き苦しいところもあったが、良く言えば、こういう反骨精神や突っ張りが、この人を支えているのだろう。ただ、ポーズとして、随分無理をしているところもあるのだろうと感じさせられるところもあった。

 ところで、談志の『源平盛衰記』を聴きながら、林家三平の『源平盛衰記』を思い出した。今となってはあれがすごい芸だったと分かるのだが、当時はそれが分からなかった。三平の落語もこんなふうに聴いてみたかったと思う。

1994.12.16.第92回.朝日ホール.『風呂敷』『三軒長屋』

 「暮れだから、きっと『芝浜』演るよ」と、談志贔屓の友人からの誘いを受けて、3度目の「談志ひとり会」へ。今回は過去2回の国立演芸場ではなく、キャパが倍のマリオンの朝日ホールということで、その分力が入るか、と大いに期待していた。

 ところが、いかにも談志らしく、「『芝浜』やんないよ」とはぐらかして演った「風呂敷」「三軒長屋」は、どちらもあまり上出来とは言えないもので、それは本人が一番分かっているはずで、改めて、これだから生はつらいよなあと思わされた。

 それとともに、こういうハナから出し物が決まっていない、流れに任せたものに出くわすと、自分の落語に関する知識のなさが露呈されてじれったくなる。噺は知っていても演題がすぐにでてこないのである。

 だから、前座の志らくが演った「お若伊之助」などは、今になってあんちょこで調べてやっと合点がいく始末。これだから、落語についてとやかく言う資格は自分にはないのかもしれないと思う。桂文楽じゃないが、「勉強し直してまいります」というところだ。

【今の一言】素の談志師匠とは、一度だけ五反田の眼鏡屋で顔を合わせたことがあった。

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柳家小三治(2004.6.26.新宿・末広亭)

2021-10-10 22:56:14 | 落語

 落語家の柳家小三治師匠が亡くなった。何度か寄席で噺を聴いたが、最後に聴いたのは「あくび指南」(2004.6.26.新宿・末広亭)だった。

 先日、かみさんと一緒に久々に寄席(新宿・末広亭)に行った。昼の部の終演間際に入ったら、ちょうど柳家花緑の「中村仲蔵」のラスト。場内は満員だったが、夜の部との切り替え時になんとか席を確保することができた。

 で、夜の部。柳家一門の若手と中堅が次々と登場。演目は、与太郎ものの「唐茄子屋でござーい」の「かぼちゃ屋」。「目が回る、家が回る」おなじみの「親子酒」。目尻と女尻を勘違いする、ちょっと艶っぽい「目薬」。武士の横暴に町人が逆襲する「万病円」。寄ってたかって人の女房をかわいがる、五街道雲助の「町内の若い衆」。おまけにピンチヒッターの「百面相」もあり。
 
 色物は漫才の笑組、奇術のアサダ二世、そして野口雨情作詞の「赤い靴」のエピソードをメインにした近藤志げるのアコーディオン漫談がなかなか興味深かった。これは昔の演歌師の流れをくむものかな。中入り前のトリは入船亭扇橋の「茄子娘」。扇橋師匠、だいぶ衰えたなあ。ちと淋しい。

 さ、て後半は、「一服させてくれや」の「粗忽の釘」というよりも、地噺がメインの林家たい平がトップバッター。さすが三平の孫弟子といった感じ。

 続いて、津軽三味線の太田屋元九郎をはさんで、わが贔屓の一人、桂文朝の「悋気の独楽」。ちょっと前にはやったベイブレードの闘いみたいな、旦那とかみさんとお妾の三角関係を独楽に例えた愉快な噺だ。文朝師匠のトボけた味がいい。

 お次の柳家はん治の新作落語「鯛」はまったくの無印だったのだが、生けすの中の鯛を擬人化したちょっとSFチックでブラックな味のある噺で、なかなか面白かった。後でかみさんが『ファィンティング・ニモ』みたいだと言っていたが、作者は桂三枝とか。ピクサー社は落語までリサーチしてる? まさかねえ。

 翁家和楽社中の太神楽曲芸を見ていると、いまさらながら「おめでとうございます」の海老一染之助・染太郎師匠の見事なコンビネーション芸を思い出さずにはいられなかった。もう二度とあの芸見ることはできないんだなあ。

 オオトリは柳家小三治。相変わらず長ーい枕(江川が嫌いなんだ!)を語った後に始まったのは「退屈で、退屈で、はあー」の「あくび指南」。さすがに間の取り方が絶品で、前半に演じた若手や中堅との違いをまざまざと見せつけてくれた。

 以上、約4時間余りの長丁場だったが、改めて「寄席はいいなあ」と実感させてくれた。ところが帰りにかみさんと食事のことで―悶着…。こっちの方が落語みたいだ。

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上野鈴本演芸場 9月中席昼の部

2019-09-23 15:20:15 | 落語

上野鈴本演芸場 9月中席昼の部(2019.9.17.)

落語はうろ覚えなので、演者と演目にずれているところがあるかもしれない。

落語:三遊亭歌太郎「真田小僧」
奇術:ダーク広和
落語:橘家圓十郎「子ほめ」
落語:三遊亭歌奴「強情灸」
漫才:ニックス
落語:柳家はん治「妻の旅行」
落語:春風亭一之輔「代脈」
浮世節:立花家橘之助
落語:橘家圓太郎「あくび指南」
漫才:笑組
落語:隅田川馬石「浮世床」
落語:三遊亭圓歌「師匠噺」
ものまね:江戸家子猫
落語:三遊亭歌武蔵「宗講」

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上野鈴本演芸場 昼の部へ

2017-11-07 09:33:24 | 落語

11.5.上野鈴本演芸場 昼の部へ



落語:桂やまと「子ほめ」
太神楽曲芸:鏡味仙三郎社中
落語:三遊亭歌る多「片棒」
落語:五明楼玉の輔
漫才:ホームラン
落語:三遊亭若圓歌「商は笑ありて勝なり」
落語:三遊亭若武蔵「猫の皿」
落語:春風亭一之輔「初天神」
落語:桂文楽「看板のピン」
落語:三遊亭歌司
紙切り:林家楽一
落語:三遊亭金馬「親子酒」
浮世節:立花家橘之助 

 この日は「壽 二代 立花家橘之助 襲名披露興行」ということで、橘之助の兄弟弟子や、師匠・三遊亭圓歌に所縁のある金馬も登場したが、大トリを務める橘之助のために、皆、噺を短めにして切り上げた感があった。とはいえ、勢いのある一之輔と超ベテラン金馬の噺が一緒に聴けるのが寄席のいいところだ。

 橘之助は、山田五十鈴が初代橘之助を演じた舞台でも有名な「たぬき」を披露したが、残念ながら、こういうものはそれなりの教養というか知識がないとよく分からないのであります。

 

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浅草演芸ホールの昼の部へ

2017-08-07 10:17:39 | 落語

久しぶりに浅草演芸ホールの昼の部へ



プログラムは(演目はうる覚え)

落語:前座(つる)
落語:三遊亭遊里
曲芸:小助・小時
落語:瀧川鯉斗(転失気)
落語:三遊亭遊史郎(鈴ヶ森)
漫才:宮田陽・昇
落語:三遊亭圓丸(お菊の皿)
落語:春風亭柳橋(子ほめ)
俗曲:檜山うめ吉
落語:桂伸乃介(真田小僧)
落語:古今亭寿輔(漫談)
落語:笑福亭羽光(漫談)
漫談:ぴろき
落語:瀧川鯉昇(粗忽の釘)
落語:春風亭昇太(漫談)
曲芸:ボンボンブラザース
落語:三遊亭小遊三(鮑のし)
大喜利:噺家バンドにゅうおいらんず
「タイガー・ラグ」「私の青空」「ダイナ」「セントルイス・ブルース」「聖者の行進」

おまけの演奏も含めて、5時間以上楽しませていただきました。
寿輔の世間話風落語と「明るく陽気にいきましょう」のぴろきのウクレレ漫談、そしてボンボンブラザースのパントマイム曲芸が我がお気に入り。

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