田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

葛飾総合高校吹奏楽部の『男はつらいよ』

2022-09-04 22:13:37 | 雄二旅日記

 家のすぐ近くに、都立葛飾総合高校があり、一昨日あたりから吹奏楽部が練習する音が聴こえてきた。この部は、いろいろな大会で好成績を収めている結構優秀な部で、地元のイベントなどでも時々演奏を披露する。

 ということは、何かのイベントかと思い、調べてみたら「亀有交通安全パレード」で演奏するというので、江戸川の土手を散歩がてらパレードの出発地である柴又の帝釈天へ行ってみた。イベント前に亀屋本舗で宇治金時を食す。

 で、名うての吹奏楽部の演奏による『男はつらいよ』のテーマ曲(部員の一人が頑張って歌っていた)を、帝釈天の境内で聴くという、貴重な体験をすることができた。この日、一日警察署長を務めた黒谷友香も「男はつらいよ」のファンだという。


柴又に“映画の友”をご招待(2016.10.23.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fb08ca6b996f3e2bffe244e864b0a685

「寅さんと東京」(2019.12.14.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e8e001e99b70d4d394b504f4fd654dec

『男はつらいよ 寅次郎の休日』金町そして川甚(2021.1.31.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1ff87093d5d7814b14b0b865855bf741


『男はつらいよ』金町浄水場の取水塔 柴又駅(2021.11.1.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/38284f6680c9a29d5be198635035463a

柴又駅は寅さんづくし その1(2021.12.9.)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5e2599af0db8a580df5477f14f91fd35

柴又駅は寅さんづくし その2
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ba4fe085f3b5711e64dc5156513b555f

柴又駅は寅さんづくし その3
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/eccba2b0dccd4c1ce4ee7eebba90c744

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022.7.29.岩波ホール閉館

2022-07-29 09:10:56 | 雄二旅日記

 それほど熱心な観客というわけではなかったが、ずっとそこにあったものがなくなるというのは、やはり寂しいものがある。いろいろなことを教えてくれた、学校の先生のような映画館だった。

https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7911d232c5653a2ff3dfde158d854dee

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井上勝像(東京駅)

2022-05-18 12:10:16 | 雄二旅日記

 東京駅前に立つ巨大な銅像は、明治初年に初代鉄道頭となり、鉄道の父と呼ばれた井上勝のもの。

 戦前に東京駅の駅舎とともに建てられた初代は、1914年、本山白雲(高村光雲の弟子)が原型を作り、台座は駅舎を設計した辰野金吾作だったらしいが、現在ある二代目の銅像の作者は朝倉文夫。

 井上の墓は、品川駅を過ぎ、ちょうど東海道新幹線、東海道本線、山手線などが分岐する辺りの、北品川・東海寺大山墓地にある。生前、井上本人がこの地を墓所に選んだのは、死後も鉄道を見守っていたいという意向からだという。

 幕末、横浜港から英国へ密出国した長州の5人の若者を描いた『長州ファイブ』(06)では、野村弥吉(後の井上勝)を山下徹大が演じた。

朝倉彫塑館
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7a6fb5d853f82937300b43f37b5330a6

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第19回大船まつり

2022-05-15 22:33:56 | 雄二旅日記

 6年前に1度参加したことがあった「第19回大船まつり」に。コロナ禍で3年ぶりの開催だという。今回はパレードには参加せず、ウエスタン・ユニオン仲間のガンプレーを見学した。

 会場の鎌倉芸術館では、「わがまち大船写真展」が開催されており、松竹大船撮影所についての「シネマと大船」や「坂東武士と大船 ~頼朝・義時そして泰時へ~」のコーナーがあった。

 そこで、大船にも「鎌倉殿の13人」絡みの場所があることを知った。「頼朝の隠し湯」と呼ばれた温泉があったというし、常楽寺は、北条義時の息子・泰時が妻の母の供養のために建立したとされるが、北条政子が娘の大姫と許嫁の源(木曽)義高の菩提を弔うために創建したとする説もあるという。本堂の裏には泰時の墓があり、裏山には義高の首塚といわれる塚があるそうだ。
https://anthonhouse-ofunamatsuri.jpn.org/

「大船まつり 映画パレード2016」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7f436cded241dc43b8b87273cb812c05

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伊豆長岡「鎌倉殿の13人」

2022-05-09 10:33:25 | 雄二旅日記

 およそ17年ぶりに伊豆長岡を訪れた。前回は温泉に入るのが目的だったが、今回は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなんで、レンタサイクルで周辺を巡ってみることにした。

 まずは、昔は、北条義時の息子が、大蛇に襲われて命を落としたとされる池があったという、「江間いちご園」でいちご狩りを。今季は翌日で閉園だという。滑り込みでたらふくいちごを食べた。

 義時の墓がある北条寺は、ガイドさんが親切で、「ブラタモリ」風に地図を示しながら、いろいろな話を聞かせてくれた。義時の息子は、もちろん大蛇ではなく、多分大水で命を落としたのではないかとのこと。

 その後、守山に登る。残念ながら富士山は雲に隠れたが、展望台からの風景は絶景。大河の最後に流れる「紀行」の伊豆の国編の冒頭は、ここから撮られたのではないかと思った。

 各所で思いのほか時間を取られ、隣駅の韮山にある大河ドラマ館は断念した。

「鎌倉殿の13人」と「草燃える」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d1c36450859482d0466097e0b3b053b3

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田原文学館 北原白秋童謡館

2022-03-26 16:08:29 | 雄二旅日記

 小田原文学館を訪れた。ここは、土佐藩出身の政治家・田中光顕の旧別邸で、北村透谷・尾崎一雄、川崎長太郎、牧野信一、北原武夫、薮田義男、福田正夫、谷崎潤一郎、坂口安吾、三好達治、北條秀司ら、小田原ゆかりの文学者の資料を展示している。 

 別館は北原白秋童謡館になっており、小田原に長く住んだ白秋に関する資料が満載されており、見応えがあった。白秋については、映画『この道』(16)公開時に、白秋を演じた大森南朋にインタビューする際に、いろいろと調べ、ちょうど妻が白秋に興味を持っていた時期とも重なったので、江戸川沿いの白秋ゆかりの地を訪ねたりもした。

 まさか、ここで再会するとは思ってもみなかったので、感慨深いものがあった。ちなみに白秋は、ここ小田原で、「雨」「赤い鳥小鳥」「あわて床屋」「待ちぼうけ」「ゆりかごの歌」「あめふり」「ペチカ」「からたちの花」「この道」「砂山」など、代表曲の作詞をしているそうだ。

『この道』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9be77f36660312ec7a9fd72ad5e00c8b

【インタビュー】『この道』大森南朋
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6a0357d45424357d96e2762f539ce774

北原白秋ゆかりの地を散歩
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e06ee889711ae744e947069eb600211f

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜の山手あたりをぶらぶらと散策

2022-02-13 15:01:47 | 雄二旅日記

 中華街→元町→外国人墓地→アメリカ山公園→山手資料館→ゲーテ座跡→港の見える丘公園→フランス山(領事館跡)→山下公園→関内(喫茶大学院)というコース。

 山手資料館では、1862年に居留外国人向けの雑誌『ジャパン・パンチ』を創刊し、風刺漫画と文章を描いたチャールズ・ワーグマンについての資料を見ることができた。そのほか、外国人墓地に葬られた、鉄道技術主任のエドモンド・モレル、フェリス女学院を創設したメアリー・キダー、ビールのウィリアム・コープランドらについての情報もあった。

 また、近くには、1870年(明治3年)に、オランダ人のノールトフーク・ヘフトが居留地に建てた日本初の本格的演劇場ゲーテ座の跡もあった。

 内藤誠の『ヘボン博士のカクテル・パーティ』(講談社)によると、ゲーテ座では、1919(大正8)年のジョン・フォード監督の『恋の投縄』(19)『荒馬』(?)から本格的に映画も上映し始め、谷崎潤一郎は『アベ・マリア』という小説の中で、ゲーテ座でセシル・B・デミル監督の『アナトール』(21)を見たことについて記しているという。

 横浜の山手近辺でロケされた映画は数多くあり、『かながわシネマ風土記』(丸岡澄夫)に詳しく載っているが、その中でも、成瀬巳喜男監督の『ひき逃げ』(66)、降旗康夫監督の『冬の華』(78)で健さんがこの辺りを歩くシーンや、黒澤明監督の『天国と地獄』(63)で竹内(山崎努)が山下公園をうろつくシーンが特に印象に残っている。

 そういえば、「丘を登れば外人墓地あたり」という歌があったと思って、調べてみたら「長崎慕情」(作詞:林春生、作曲:ザ・ベンチャーズ、歌:渚ゆう子)で、全く関係なかった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神保町へ

2022-02-02 09:50:46 | 雄二旅日記

 私用のついでに神保町に立ち寄る。閉館が決まった岩波ホールの看板がやけに小さく見えた。

 古書店で、1960年代の映画評論を集めた『現代アメリカ映画』(佐藤忠男・評論社)と、ミュージカル俳優や映画音楽の作曲家についての列伝『ハリウッド大好き!…栄光をつかんだ人たち…』(関光夫・中央アート出版社)を購入。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「和田誠展」からピックアップ

2021-11-28 11:16:18 | 雄二旅日記

「和田誠展」(東京オペラシティアート・ギャラリー)からピックアップ。

『生きる』『シェーン』『アパートの鍵貸します』『手錠のまゝの脱獄』『十二人の怒れる男』『ヴェラクルス』『イエロー・サブマリン』『ジョン・フォード』『華麗なるギャツビー』『マルタの鷹』「ヒカリエ壁面画」

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島『孤狼の血 LEVEL2』『彼女は夢で踊る』『吟ずる者たち』

2021-11-21 00:15:31 | 雄二旅日記

 およそ2年ぶりに広島を訪れた。

 

 偶然入ったお好み焼き屋(「八誠」)をはじめ、結構な頻度で街中に『孤狼の血 LEVEL2』のポスターが貼ってあった。他にも、広島を舞台にした『吟ずる者たち』『彼女は夢で踊る』のものも見掛けた。また、「サロンシネマ1・2」という映画館は、宮崎祐治のイラスト(『ジョーズ』『アメリ』『東京物語』『タクシー ドライバー』)を掲げていた。広島は意外に映画どころなのだ。

『孤狼の血』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/149ca421a7ba0f8241ec6ed4be4d8686

【インタビュー】『彼女は夢で踊る』加藤雅也
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7ad08433cb6654e0d56745e39d3b2e64

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする