かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

記憶の不思議。

2016-02-21 | 気ままなる日々の記録

  お見舞いに来てくださった方からの頂き物の中に見事なリンゴがあったとき、島崎藤村の詩の中に「リンゴのもとに見えしとき・・・」と云う詩があったなあ、と思い始めた。高校生の頃全部暗記して友人に云って見せ得意がっていたなあ、と思い始めたがナカナカ思いだせない。いくら努力しても出てこない、間もなく80歳だから、これが80歳になるということだ、などと余計なことを考えていたりしていた。ところが、今朝突然ツルツルと出てきた。

   「初恋」  島崎藤村

まだあげ初めし前髪の

林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛の

花ある君とおもひけり

 

やさしく白き手をのべて

林檎をわれにあたへしは

薄紅の秋の実に

ひとこひ初(そ)めしはじめなり

 

わがこころなきためいきの

その髪の毛にかかるとき

たのしき恋の盃(さかづき)を

君が情[なさ]けに酌(くみ)しかな

 

林檎畑の樹の下に

おのづからなる細道は

誰(た)が踏み初(そ)めしかたみぞと

問たもうことこそこひしけれ。(T)(一部ネット検索による)

      散歩道で。

    


やっぱり重力波がわからい。

2016-02-21 | 気ままなる日々の記録

   今日は日曜日。普通なら嬉しくてわくわくするところだが、どこか落ち着かない。「重力波」が分からないからだ。  

   昨日読売新聞が「天文学新時代へ」と云う特集記事を組んでかなり丁寧に重力波の解説をしていた。そこで、その新聞を持って事務室へ行って「この記事」全部をコピーしてほしいと頼んだら、「明日でよかったらこの新聞をお部屋へ届けてあげる」と云ってくれた。新しい新聞が届いたら入れ替えて古い新聞は古紙として廃棄するので・・・・」とのこと。

   喜んで今日を待ったら今朝それが届いた。その記事は今まで目にしたどの記事より優れていて、重力波はどうやら、電磁波らしい。つまり、光やX線やテレビ用電波と同じ仲間の様だ。重力があるとその物体から放出される電磁波の一種が重力波らしい。

  僕の理解と全然違っていた。と云うことは、僕が呼んだ「相対性理論と量子論」の読み方に問題があったということになる。そこで、そのことを意識して上記の本をよみかえしている。どうにも落ち着かない。科学者は文章表現力が乏しいのだろうか。多分科学の心理は数式で示されるので式の内容を説明するのが下手なのだろう。

  しばらく、重い課題を背負ってしまった感じだ。(T)