かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

日本の英語の教科書について。

2017-03-20 | 気ままなる日々の記録

  オソマツ君が勤めていた高校が「国際交流都市」宣言をしていて、其処の商工会議所が音頭を取って外国人のホームステイを引き受けますと宣言したところアメリカ人の団体の申し込みがあって、商工会議所の会員にアメリカ人の滞在を引き受ける家庭を募集した。

 思うように応募がなく、ついに、高校へ泣きついてきて、高校の英語の先生のご協力を頂きたいということになって、英語の先生に泣きついたし、僕も一人引き受けることにしたことがあった。

 我が家に来たアメリカ人はきさくないい人柄の人で何でも写真に撮り、「これはなにをするものだ?」と聞いてきた。僕の怪しげな英語と身振り手振りの説明でよく分かったと喜び、今度はお前が学生時代に使った英語の教科書を見せてくれという。そこで、jack and Bettyを見せたところ、最初の1ページに I am a boy とあり、これを見てアメリカ人が笑い出した。

 こんなことは見ればわかるから生涯云うことはない、といい、そうだ!サンフランシスコの何とか通りへ行ったら云うかもしれない、という。どういう通りか聞いたら、全米から同性愛者が集まり夜の散歩やお買い物を楽しむと通りだという。日本人が行くと体格が可愛いから、大きな男が寄ってきて抱きついてきたら 「 I am a boy 」といって逃げ出さないといけない、と云って大声で笑った。我が家が初めてホームステイを引き受けた40年も前のことである。

 僕たちが習った英語はことほど左様にオソマツなことでした。日本の文部省と云うところはお抱え学者が集まっていて、「教育」という名のもとに奇妙なことが常識になっているところがある。(T)

        

                                                                     畦の土筆