かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

「屁」の話し。

2017-03-29 | 気ままなる日々の記録

  ふざけたタイトルでその上如何にも‘胡散臭いもので恐縮です。以下の話しはオソマツ君が子どもの頃母から聞いた話しで実際に有った話です。

  オソマツ君の母方の遠縁のお嬢様に京都の百貨店の重役の息子さんへの縁談が持ち上がりお見合いと云うことになって、

京都の有名な料亭の御座敷に御仲人さんご夫妻をはじめ両家の主だった親戚の面々が集まって、いよいよ、御嬢さんがお茶をお運びすることになったそうです。

 御嬢さんは緊張してお煎茶を婿さん側の親戚の皆さんへ「お運び」をはじめられた。

 緊張して立ったり座ったりを繰り返し三つ指をついてのッご挨拶を繰り返しているうちについに「ぶー」とオナラがでてしまったそうです。

 そこで御仲人さんが、「御嬢さんの帯がきつすぎのでしょうか。お嬢様のお腰の周りを鶯が飛んだようですね」といわれたといいます。

 そうしたら御嬢さんの母方のおばあさんが、「京都ではあれを鶯というのですっか。 私ども田舎では「屁」といいます。」と云われたそうで、一同大笑い。

 それ以後皆さんきざくになり、話しも弾み和やかな雰囲気になったといいます。

 ところで、「お見合い」の結果は両家とも大満足でめでたく婚礼成立になったそうです。「あんな素直ななお婆さんに可愛がられたお嬢さんならいい性格のお嬢さんに違いない」と云う意見が主流となったそうです。上品ぶるより、素直が第一ということのようです。(T)