かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

随分前ですが書家からお返事を頂きましたのでご紹介申し上げます。

2017-04-03 | 気ままなる日々の記録

   以前にこのブログで田畑のことは興味ないとおっしゃる書家のことをお書きしましたが、その文章に対してご返事を頂いておりますので、此処に転写してご紹介申し上げます。

   同じ階の書家は舞鶴ご出身で魚を獲る船にのっておられたとかで、畑や田圃を見ても何も思わないとおっしゃっておられた。

 そうかもしれない。[これは僕の文章]「久しぶりにブログを読まして頂き、上記の文を読んで感想をかこうとおもいます。」「以上は書家の文。以下同じ」

小生は海の近くで生まれたので小学4年で3キロの遠泳に挑戦し、

 確か4人挑戦し全員が完泳しました。始め今回は1キロの遠泳があると先生から云われて挑戦してみようと海水浴場に行った処が、今日は1キロの遠泳は中止と云うことで4人全員挑戦した。

 常に何キロか分からないが長く泳いでいたので挑戦してみたが2キロぐらいは楽に泳げたと思うが後の2キロは上を向いて足をバタバタして背泳ぎならば手を交互に回して足をばたつかせて泳ぎますが、ただ足をばたばたするのみで前進するので、またその方法が水泳するのに大変楽の方法なので友人とお喋りしながら泳ぎましたので後の2キロは完泳したと思います。

中学生になって春休みや夏休みに親の手伝いで5馬力のエンジンのついた小型船(3トン~4トン)で漁に連れて行かれました。

 また、アグリといって2艘の船で網を回し打ちをして《底引き網に似た漁法》漁をすると魚が沢山獲れましたが戦争中のこと、

 魚が多く撮れても値が安いので漁師では生活ができなかったので、

  何時も親から云われました「漁師はするじゃないよ」と。

 魚の話になるといろいろの情景が目の前にちらついて話が弾みますが田や畑を見ても一向に興味がないし、

 家の周りは全部家ばかりが続いていて土と云うものは家の中心に通路があってその横に部屋があるようないえなので、畑と云うものは全然ないので、百姓の経験もないし野菜や果物を見ても、ただ買って食べるのみ・さかなだと、この魚はこのようにしてりょうりするとか、魚を開いたり2枚におろしたり、3枚に卸したりとかがわかります。

 小さいとき小学生の頃から櫓櫂を操っていましたので、櫓をこぐのに1万回位は休まず漕いだので、親に重宝されて正月休みや、夏休み、4月の休みには再々漁に連れて行かれました。(終)

[注」オソマツ君は昔の生活の一コマがリアルに描かれたこうした文章が好きだ。またこうした文章は貴重だと思っている。今の日本の生活様式と云うか小学生たちが育つ生活環境がどんなに変化したかを調べる貴重な資料であり地図でさえあると思っている。

 書家は今も早起きで冬でも朝の散歩を欠かさず楽しんでおられる。そして、極めて薄着でご健康であらせられる。

       

                                                       雨上がりの午後