私、普段はビジネスホテルにしか泊まりません。
交通費や宿泊費を
クライアント様にご請求させていただいている、
ということが最大の理由ですが、
そもそも地方都市には
一流のラグジュアリーホテルが少ない、
ということも理由の一つです。
そして年に数回、調査のために
超一流の宿に宿泊します。
調査目的だと自腹なので、
金額を気にせず泊まれるのですね。
今回の北陸の調査では、
金曜日に氷見市のルートイン、
そして一昨日の土曜日ですが、
金沢駅前に割と最近できた、ハイアットに宿泊しました。
結論から言うと、その差は歴然でした。
部屋のデザインや防音、ベッドのクオリティ、
アメニティなども当然、レベルが違うのですが、
私が最も感動したのは、空調でした。
氷見のルートインですが、
建物の断熱性能が低いので、
暖房をフルでつけておかないと、部屋が寒い訳です。
外気温が2度くらいで、これをエアコンで21度まであたためると、
とにかく部屋の乾燥がひどい訳ですね。
空気が乾燥しまくっていたので、睡眠の質も悪かったです。
ところがハイアットは建物の断熱性能も高く、
更にはおそらくですが、空調に熱交換が入っているか、
もしくはエアコンそのものに加湿がされているのか、
とにかく部屋に加湿器がないのにもかかわらず、
部屋の湿度もちょうどよかったのですね。
おかげでぐっすり眠れました。
自宅以外であんなに眠りの質が良かったホテルって、
日頃、自分が泊まるホテルでは、浜松のオークラくらいです。
先日、換気システムメーカーの社長でもあり、
住宅会社のコストダウンのコンサルをされている、
ビジネスパートナーさんの社長と食事をしていた際、
お互い200泊以上、ホテル暮らしをしている中、
どんなホテルに泊まり、どんな食事をしているのか、
という話になりました。
その際、そのパートナーさんは、
とにかくマリオット系のホテルに泊まりまくっているそうで、
その理由はやはりいいホテルに泊まらないと、
睡眠の質が良くないのとくつろげないから、
とおっしゃっておられました。
私自身も今回のルートインとハイアットの
あまりの違いを体感し、
ちょっと泊まるホテルを2025年から
変えていこうかな、と本気で検討しています。
どんな部屋で過ごすかで、圧倒的に睡眠の質が変わる。
だから住宅において断熱・気密・換気。冷暖房の
4つのバランスが大切なのです。