鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第46回】 操作主義の考えを排除する

2011年02月15日 | 住宅コンサルタントとして
小手先の手法が大好きな会社や人は、
お客様を言葉で自分たちが導きたい方向へ導こうとします。

お客様をコントロールしようという傲慢な手法を「操作主義」と言います。

一昔前は、それなりに効果があったのでしょう。

でも、お客様の見る目が肥えてきていて、感性が優れている日本人には
そうした操作主義的な考え方をしたり、そういう行動をしている人は
お客様に本当に支持されなくなっていきています。

また、お客様をコントロールしようとして、
いろんなトークの話法を勉強している人もいるかもしれませんが、
今後ますます使い物にならなくなるでしょう。

今まで日本が、いや世界が経験したことのない右肩下がりの時代、
どういうことがビジネスを継続する上で大切か、ということなのですが、
操作主義でもテクニックでもなく、全く別のモノが大切になると思っています。

私が個人的にこれからの主流になるのは、古き良き日本の「近所付き合い」だと思っています。

近所付き合いをどれだけ多くのお客様や自分たちの身近にいる人たちと出来るのか、
ということに行きつくような気がしています。

というのは、これが出来ている会社を何社かコンサルティングさせていただいていたり
知っているのですが、皆共通する現象が起きているのです。

市場が縮小していっても、おそらく全然大丈夫だと思います。

その近所付き合いを実践していく上で大切になるのが、「正しい心得」です。

近所付き合いを手法として考えては、そんなのはお客様にすぐに見抜かれてしまいますし、
真の近所付き合いとは言えません。

正しい心得の下、お客様や近隣の方、友人や社員の家族と近所付き合いが出来る会社が
これから安定して成長していけると思っています。

皆さんの会社は、近所付き合いが出来ているでしょうか?
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