鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1383回】 螺旋状に発展する

2014年10月14日 | 住宅コンサルタントとして
今回の北海道の調査で、また新たなことを発見しました。

これから家を建てるお客様が求めていることは何で、
そこに適応するためにどのようなコンセプトの商品を開発していくべきか?

ほぼ全国の住宅業界のトレンドは常につかんでいるつもりなのですが、
北海道は自分が長年、住んでいたこともあって、ノーマークでした。

正直、断熱や換気に関しては進んでいるものの、
デザインやお客様の嗜好に適応した部分は苦手だと思っていたのですが、
それが大きな間違いだと、今回の調査で気づいた訳です。

メッチャ、イケてるやん!
先入観は百害あって一利なしですね。

「世の中のすべてのものは螺旋状に発展する」
と言われますが、今回の調査で改めてそのことに気づきました。

1つは色。
これからのトレンドカラーはこれになるだろう、ということを今回の調査で気づかされました。

それからもう1つは、制作物にはかなわない、という点。
私が住宅業界で働いていた15年前は、建具屋さんの制作する建具の大半はイケてませんでしたが、
今、そういう建具しかつくれない建具屋さんは淘汰され、超かっこいい制作建具を
それなりにお求めやすくつくれる業者さんがいるのですね。

1世代前の建具職人さんは淘汰され、
デザインセンスを持った次世代型の建具職人さんは引く手あまたになるかも、
と感じることができました。

このレベルの建具を見ると、既製品は正直、見劣りします。

一昔前に支持されていたものが、また形を変えて支持される。
まさしく、螺旋状に発展する、ですね。

その流れを掴むためにも、常に調査が大事であり、
来年も今年並み、もしくは今年以上に全国や世界の住を研究したいです。
コメント
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