鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1384回】 数多くの体験の中から法則を見出すことがビジネスパーソンとして不可欠

2014年10月15日 | 住宅コンサルタントとして
社会に出て一番最初に働かせていただいた企業のDNAは、自分の中にしっかりと残っています。
PDCAサイクルを回すことであったり、
数字で現状を捉え、仮説を立てて実行し、検証する(あっ、これがPDCAやん!)などが
自然とできるようになったり、報告用の資料作成やツール作成がうまくなったのは、
間違いなく最初の会社で働く機会を与えていただいたからだと思います。

また、前職でお世話になったコンサルティング会社で教えていただいたことも、
今の自分の中に当然ながら、残っています。

まず、すごいレベルの方がいたことです。
その方たちの決断と行動の早さを目の当たりにできたことは非常に大きかったです。

私の師匠なんかは、ある人から何かを進められると、すぐそれを体験しようとされていました。

例えば1杯2500円のコーヒーを身銭を切って飲みに行かれたり、
体質改善すると疲れにくくなると言われ、食生活を変え、忙しい中、ジムに通われたり・・・。

師匠がお昼のお弁当として、
スーパーの刺身の切り身を買って来られたのには、正直ビックリしましたが、
まずはやってみるというその姿勢から多くのことを学ばせていただきました。

また、いろんな場所にしょっちゅう足を運ばれていて、
自分の目で見てそれをルール化されていたのです。

その体験に、お金を全く惜しまない。
また転職したてで、年収が低く、毎月の生活が赤字の時は、
師匠がお金を出してくれて、私自身も体験させていただいたこともありました。

この「体験にお金を惜しまない」ということを学べたことは、本当に大きかったです。
それまでの私は、とてもせこい生き方だったので・・・。

毎年、海外に行ったり、休暇が取れると全国の調査に行く癖は、
実は師匠や前職時代のスーパーコンサルタントの方の行動の真似なのです。

そして自ら体験したことは一次情報として、自分自身の資産となります。

その一次情報の量が、その人の説得力につながるような気がします。

もともと人間ができていて、説得力がある方はあまり何も考えなくていいでしょうが、
私のようにもともと言葉が軽く、薄っぺらい人は、
体験量を増やして一次情報を自分の中に蓄積していくことが非常に重要だと思うのです。

私自身もそうですが、何も考えずに日々、過ごしていると
あっという間に一年が終わってしまいます。

計画的に自分自身の経験値を高めるよう、年間のスケジュールを組んでみませんか?
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