鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1380回】 規律ある組織をつくる

2014年10月11日 | 住宅コンサルタントとして
商品がどれだけ良くても、マーケティングやセールスに関してどれだけノウハウがあっても、
組織力がなければ、これからの時代、順調に成長していくことは難しいでしょう。

サッカーの試合なんかを見ていれば分かりますが、
個の力が生きるのも、結局、組織として連動し、スペースをつくることができているからで、
例えばメッシ選手やクリスティアーノ・ロナウド選手の個がどれだけ優れていても、
チームとして連動できていなければ、個人技は不発に終わるでしょう。

1980年代、90年代のサッカーと比べると、
ボールを持っていない選手の動きが全然違う、と個人的に思っています。

時代が流れ、ライバルのレベルが上がると、個の力だけでなく組織力が重要になってくる、
ということの一つの事例だと思います。

今、世界中の懸念材料の一つとなっているイスラム国が厄介なのは、
実はその辺の国の軍隊よりも規律が守られ、統率がとれているから、という話もあります。

住宅会社として、これからの厳しい時代を勝ち残っていこうと思うのであれば、
規律がない組織、ルールを守れない組織を経営者がよし、としていては絶対にまずいです。

どれだけ仕事ができ、どれだけ経験を積んだスタッフでも、
ルールが守れない、規律を守れない人は、退場していただかなければなりません。

そして組織内で連動して、お客様にご提供する価値を最大にしていかなければ、
目の肥えたお客様に最終的に選んでいただけないでしょう。

そうした組織をつくっていくためには、やるべきことを明文化して張り出し、
そのルールを守る必要性について、何回も社員に発信していく必要があります。
更にルールを守れない人には去ってもらうということも、繰り返し発信する必要があります。

「口頭による指示は忘れられ、文章による指示は守られる」
というのは、私が尊敬する一倉定先生のお言葉。

規律ある組織。
皆さんの会社はそうなっていますか?
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