鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4013回】 誰からお給料をいただいているのか?

2021年12月25日 | 住宅コンサルタントとして

どこの世界にも、いろんな会社にも

人間的にクズの奴は存在するものです。

 

例えば現場監督で、

自分が今、10物件くらい抱えていて、

会社の経営陣から注意を受けると

 

「そんなにいろいろとおっしゃるのでしたら、

私、会社、今すぐ辞めさせていただきます」

 

と無責任な発言をする、頭も人格も三流な監督。

 

現場が止まったら、何よりお客様にご迷惑をおかけし、

わが社の仕事を真剣にやって下さっている、

協力業者さんや職人さんにご迷惑がかかります。

 

自分が抱えている現場が多数、ある中で、

こういうことを口にする監督は、最低ですね。

 

更には、図面や指示にミスがあると、

そのミスを理由に、そこが改善されなければ、

仕事を受けようとしない工事部長。

 

仲間のミスを指摘して、何が面白いのでしょう?

 

自分たちはミスを一切しない自信があるのでしょうか?

 

逆に自分たちにミスがあった際、

どういうケジメのつけ方をするつもりなのでしょう?

 

 

また、会社が進もうとしている方向を理解せず、

自分はこういうやり方でやってきたから、と

過去の自分のやり方に固執し、

新しいソフトを学ぼうともしない、

頭が固く、勉強好きではない設計。

 

こういう設計は、会社の成長スピードを

ただただ遅くするだけの存在となります。

 

 

そもそも、住宅業界で働く方のお給料は、

どこから捻出されているのでしょう?

 

それは、自社で家づくりを決断してくださった、

お客様のお支払いしていただくお金の中から、

自分たちのお給料は出ている訳です。

 

そのことを理解していれば、

お客様に笑顔になっていただくために仕事をする、

なんてことは当然ですし、

お客様のために出来ることは可能な限りやりたい、

と思えるはずでしょう。

 

でも住宅業界の中で、

お客様のことよりも自分チームのことを

優先してしまう人たちがいます。

 

お客様に喜んでいただくために、

社内の皆で足りない部分を補わなければならないのに、

自分たちの都合を優先させる。

 

お客様からお給料を頂戴している、

という自覚が無い。

 

仕事をする上で、誰からお給料を頂戴しているのか?

 

そこを理解して、お客様に喜んでいただくために

皆で協力しあえる会社が、成長し続けられるのです。

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