鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3802回】 社員さんの平均年齢を上げないように経営する

2021年05月28日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様では、

業績が順調に推移し、新卒を採用することにより、

社員さんの平均年齢が下がっている会社が多いです。

 

社員さんの平均年齢が30代前半、という会社もあれば、

社員さんの過半数が20代、という会社もあります。

 

しかも20代のスタッフさんの定着率が高い。

 

これが何を意味するかというと、

20年後、30年後を考えた時に

安心して家づくりやアフターメンテナンスを任せられる、

ということです。

 

お客様の大半は、契約する時のメリットしか考えていませんが、

35年のローンを払っていかなくてはならず、

すなわちそれは、35年以上、メンテナンスが欠かせない、

ということを意味します。

 

こうしたことを伝える上で、

営業マンが口頭でお客様にお伝えするのが

これまで主流な方法でしたが、

伝え方を変えていく必要もあるでしょう。

 

営業マンが口頭でいうよりも、嫌みが無く、

お客様が素直に聴ける方法でお伝えすべきなのです。

 

常に5年後10年後の組織をイメージしていなければ、

組織はあっという間に高齢化してしまいます。

 

高齢化してしまってから、

若いスタッフさんを採用しようと思っても、

なかなか難しいのが現実です。

 

だから業績が順調なうちに、

組織の若返りのための手を打つ必要が

住宅会社にはあると思います。

 

また、若いスタッフさんをドンドン採用できる、

ということは、業績が順調で余裕がある、ということです。

 

業績が厳しい会社は、そもそもスタッフさんを採用できません。

 

スタッフさんが若いとか、社員さんの平均年齢が若い、

ということは、実はかなりの強みなのです。

 

このことをお客様にしっかりと伝えていきたいものです。


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