私はコンサルタントに転職して以来、
基本的に仕事しかしておりません。
ゴミ出しやトイレ掃除・お風呂掃除など、
ほぼやったことがありません。
子どもたちの習い事の送迎であったり、
町内行事なども全て家内がやってくれています。
仕事に没頭できる環境を
16年間、ずっと作ってもらっています。
家事と子育て以外の部分に関しては、
これは私が完全に担当している分野で、
例えばお金の管理であるとか、
旅行に行く際の航空券やホテル、レンタカーの手配などは、
全て私が担当分野となっています。
家内は旅に行く際、自分の荷物さえ詰めて持ってくれば、
財布を持参しなくとも自宅に帰宅するまで、
おそらくは楽しく快適な旅を過ごせているかと思います。
起こりうるリスクに備えて、どの保険に入るのか?
老後の暮らしをどうするのか?
こうしたことに対しては、家内は一切タッチせず、
全て私に任せてもらっています。
そしてお互いがお互いに対し、
「もっと○○してよ!」
「なんで○○してくれないの?」
というような要求をしたことが、
おそらく無いかと思います。
お互いが自分の苦手なことをやってもらっているので、
感謝の気持ちしか無い(と私は思っていますが・・・)と
思っています。
もし、お互いが得意な分野と苦手な分野が
かぶっていたとすれば、
どちらがどちらの分野を担当するのかを
明確に決めるようにすると思います。
人間、誰しも得意なことと苦手なことが混在します。
苦手なことは、したくない。
夫婦でも、家族でも、組織内でも、
苦手なことは誰かがフォローするようにすると、
比較的良い感じで回っていくと思います。
私たちも、例えば家内がバリバリ仕事をし、
この先起こりうるリスクから家族を守るための備えを
全て考えて実行する、なんてことを担当すると、
ストレスを思いっきり感じるでしょうし、
私が家事を全て行わなければならなくなったら、
おそらく逃走するでしょう。
経営者やリーダーがやるべきことは、
まずはメンバーそれぞれの得意なことを見出して、
その得意な分野が活きるよう、
オペレーションを回していくことです。
皆さんの会社やチームは、それができているでしょうか?