鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3250回】 おもてなし力、サービス力で差がつく

2019年11月23日 | 住宅コンサルタントとして

仕事上、いろんなレストラン、お鮨屋さんなどで

食事をする機会が多いのですが、

飲食の世界は完全に二極化してきています。

 

コスパで勝負するお店か、

提供する料理の質+おもてなし力で勝負するお店か、

の二極化となっています。

 

コスパ勝負のお店は、

とにかく料理の質や量に対しての価格のお得感が非常に高くて、

一人飯や男性に人気です。

 

私も個人的には餃子の王将や松屋、ラーメン屋などを

利用させてもらっています。

 

このコスパ勝負のお店に関しては、接客レベルを求めることはありません。

 

一方、接待であったり、家内と食事に行く際は、

質+おもてなし力の高いところを利用させていただきます。

 

何度も通わせていただきたいお店とは、

とにかく味だけでなく接客力が高く、

スタッフさんの気の配り方や所作にも感動してしまうお店です。

 

料理のレベルが高かったとしても、

接客が機械的であったり、心配りが欠けているお店には、

リピートする気持ちが無くなってしまうのです。

 

先日、京都で有名なあるイタリアンに行きました。

 

オーナーシェフはテレビにも度々登場されますし、

東京にも支店があるお店です。

 

料理の質は及第点だったのですが、

スタッフさんの接客が機械的で、

料理が出てくるスピードもイマイチで、

二回目はないよね、という個人的感想でした。

 

いつもお伺いする京都のイタリアンのお店は、

その有名なオーナーシェフと一緒に仕事をされていた方ですが、

料理はもちろん、おもてなし力は抜群ですし、

スタッフさんの接客が本当に心がこもっているのです。

 

だから何度も利用させてもらっていますし、

大切な方をご招待できるのです。

 

予約も、後者のレストランの方が圧倒的に取れにくいのです。

 

こういうことが分かってくると、

グルメ本やレストランのクチコミサイトがいかに適当で、

信用するに値しないかが分かるのです。

 

住宅業界も、今後、絶対にこの流れが来るでしょう。

 

良い家を建てるのは当たり前。

 

それ以外に、おもてなし力が求められる時代になるのです。

 

ここを鍛えていくには、住宅会社の経営者や幹部の方が、

まずは一流のサービスとは何かを体感していることが重要です。

 

自分が知っていて、自分が価値を感じることしか、

お客様に提供しようと思えないのですから・・・。

 

という訳で、弊社では二世会を立ち上げ、

このメンバーで私が一流だと思うお店のサービスを

定期的に体感しにいく機会をつくっていこうと思います。

 

おもてなし力・サービス力に自信はありますか?


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